不動産トピックス

今週の一冊

2010.04.19 15:34

顧問弁護士の善し悪しをズバリ指摘する一冊

御社の顧問弁護士はなぜ役に立たないのか
著者:金崎浩之
出版社:幻冬舎
発行:平成22年3月1日
価格:700円(税抜)

 本書は「弁護士の善し悪し」について論じた一冊である。著者の金崎氏は冒頭から日本の弁護士約2万7000人をメッタ切りにする。
 「わが国にいる、約2万7000人の弁護士。その実態は、はっきりいってヒドイ。すべての弁護士がとはいわないが、あまりにも『ダメ!』な人が多すぎるのだ」
 こうした現状に対して金崎氏は良い弁護士を「個人のブランド力でなく組織力で勝負している」、「組織として理念を持っている」、「お客様ニーズを捉えるマーケティング機能がある」とズバリ定義する。しかし、条件として提示された項目をよく見てみると企業としては当然の項目であり、これらが実行されていないとするならば弁護士業界は旧態依然とした体制を維持しているということになる。あなたの子も弁護士は、企業の顧問として果たして的確な人材であるか。本書を読んで再検討する必要がありそうだ。

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