不動産トピックス

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2008.12.15 11:04

三菱電機 従来品と比較して20%の省エネを実現 世界最小の換気扇用高効率モニター搭載
 三菱電機(東京都千代田区)は、世界最小の換気扇用高効率モニター「MINIMO」を搭載のダクト用換気扇「へやてん・ECO」6機種を平成21年4月1日から発売する。
同社は発売の狙いとして、世界的に環境意識が高まる中、24時間運転される換気扇にも一層の省エネ運転が求められている点を挙げ、同製品の発売を始め、今後も同社製品において環境配慮と一層の使いやすさを目指すとしている。
 同製品の特長は、高効率モニター「MINIMO」の搭載により、新製品の消費電力は50Hzの場合2・0Wと、従来品と比較して20%の省エネを実現。60の場合も2・3Wと低消費電力となっている。
 また、ほこりが付きにくく省メンテナンスの同社独自の高効率羽根「Sウィングファン」を搭載しており、10年間羽根を清掃しない場合でも、換気風量や消費電力などの性能低下はほとんどない。さらに、新たに発売する「フラットインテリアタイプ」は、天井面の換気吸込口がワンタッチで開閉できるので、表面についた ほこりを掃除機のノズルなどで簡単に清掃可能である。
 価格は、格子タイプ「VD08ZLXC8C」が1万4490円。フラットインテリアタイプ「VD08ZLXC8W」が1万6065円となっている。

<注目の製品>パナソニック電工 取り出し口が下開きのユニバーサルデザインポスト 8色のカラーバリエーションで様々な外観に調和
 パナソニック電工(大阪府門真市)は、埋め込み施工で後ろから取り出すタイプのポストに、新しいデザインと使いやすさに配慮した「FASUS(フェイサス)後ろ出しタイプ(SR)」を発売している。
 同製品の主な特長は、取り出し口が下開きとなっており、かがまずに楽な姿勢で郵便物を取り出せるユニバーサルデザインになっている。また、花の色をモチーフにした8色のバリエーション、光沢感あふれるメタリック3層仕上げとなっており、様々な外観に合わせて施工可能。さらに、奥行き300の省スペース設計となっており、壁面へのフラット施工を実現できる。
 同社は製品化の背景として、従来の埋め込み式ポストは、郵便物を入れる道路側の口金部が小さくて家側の収納部が大きい形をしており、その複雑な形状に合わせての施工に手間がかかり、扉も上開きタイプが主流のため、設置場所によって取り出しにくいという点を挙げ、省スペースで郵便物を見やすく、取り出しやすさを実現した同製品を開発、発売したとしている。
 本体サイズは高さ386mm×幅386mm×奥行き300mm、重さは8・5kg。希望小売価格は6万7200円となっている。

トステム Vレールの採用によって大型戸のバタつきを解消 有効開口幅が1100mmを実現
 サッシ・住設機器・建材の総合メーカー、トステム(東京都江東区)は、内装建材の主力商品である「ウッディーライン」シリーズの室内引戸に、新たに「Vレール方式代開口引戸」を11月から1月にかけて全国で順次発売する。
 今回発売する引戸は、扉が1枚の片引きタイプの大型開口引戸となっており、有効開口幅が1100mmあるので車椅子の通行も楽に行える仕様となっている。一般的なサイズの介護用ベッドも移動できるので、高齢者の居室の出入り口に最適である。下枠には大型戸をしっかり支えてバタつきがなく、安定感のあるVレールを採用。床施工後に床に直接ねじで固定するフラットタイプのレールとなっており、床材の貼分けがいらず施工が簡単に行える。レールは段差4mm、テーパーをつけたバリアフリー設計なので、つまずきにくくなっている。また、「ソフトクローズ機構」の搭載で、戸がゆっくりと閉まるので指挟みを防止し、戸当たり衝突音も緩和する安全配慮設計となっている。戸の表面には「クリーンJPシート」(非塩ビ系)を採用しており、傷や汚れがつきにくく清掃性が向上している。

東洋エクステリア 誰にでも使いやすいユニバーサルデザイン 様々な手すりの使い方に対応 理想形である卵形ビーム採用
 東洋エクステリア(東京都新宿区)は、握りやすく手の平にかかる負担の少ない卵形のビームを搭載するなどユニバーサルデザインを細部にまで追及した歩行補助手すり「サポートレールUD」において、色弱の人でも識別しやすいカラーUDタイプを発売している。
 近年、環境エクステリアの市場では、高齢化社会の進展や都市のバリアフリー化に関する法整備が進み、年齢や心身の能力、使用環境にかかわらずできるだけ誰にでも使いやすいユニバーサルデザインの需要が拡大しつつある。同社はあらゆる人に使いやすく、使い手の立場に立った商品を追求し、色弱の人でも識別しやすいカラーとしてアースネイビーとライムライトイエローを採用している。
 同製品は様々な手すりの使い方に対応した理想の形である「卵形ビーム」の形状をしており、支え歩きの時に、手首をひねることなく手の平にフィットしてしっかり握ることができる。また、伝い歩きの時には、手の平を添えて滑らせやすく、指を掛けやすくしている。同社は初年度の売り上げ目標を1000万円としている。

コクヨファニチャー 登録不要の簡単ICカードロッカー
 コクヨファニチャー(大阪市東成区)は、非接触ICカード技術「FeliCa」を搭載したカードや携帯端末機で扉の施錠ができるセキュリティー対応のオフィス用ロッカー「ワンタイムIDロッカー」を平成21年1月1日から発売する。
 同製品は、使用者が所有するFeliCa搭載のICカードや携帯端末機をリーダーにかざすだけの簡単な操作で、扉の施錠、解錠を行うことができるセキュリティー対応のパーソナルロッカーである。ロッカーを使用するためのICカード事前登録や、使用者の変更などによって生じる使用者情報の追加や削除などの設定作業が不要なため、複数人がひとつの個人用ロッカーを共有したり、不特定多数の人が一時的にロッカーへ収納物を保管する場合などに最適な仕様となっている。
 複雑な設定を行うことなく、電池式で稼動するため、設置するための配線工事も不要。これにより、簡単にセキュリティー環境を導入することが可能となる。

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