不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2008.08.25 12:05

東芝ライテック 高効率LEDライト コンパクトで長寿命 従来品と比べ86%のCO2削減が可能
 東芝ライテック(東京都品川区)は、高効率LEDダウンライト「ECORE」シリーズに、直付タイプと和風タイプを追加し、8月1日から順次販売を開始した。
 同社は地球温暖化問題を照明メーカーの課題の一つと考え、平成22年度中をめどに一般白熱電球の製造中止を決定した。今後は電球形蛍光ランプやLED照明などの省エネ製品に置き換える事業活動を推進している。
 製品の特長はコンパクトな形状で、電源ユニットを器具に内蔵しているため、施工の際には100V電源線を結線するだけでよく、省施工を実現している点。また、小型複合反射板とバッフルによりグレア(まぶしさ)を抑えた配光制御となっている。
 直付タイプは1台あたりの年間CO2排出量を、同社比で約86%減らすことが可能であり、寿命は4万時間。60W形ミニクリプトンランプと比べると20倍になる。また約8年半でイニシャルコストの差額を回収でき、10年間使用した場合、約19万円プラスになる試算だ。
 和風タイプは約7年半でイニシャルコストの差額を回収できる。10年間使用した場合、約12万円プラスになる。価格は直付タイプが屋内用3万8000円、軒下用4万5000円。和風タイプは3万1000円となっている。

SECデジタル サイネージ液晶ディスプレイを屏風状に設置可能 東京ビッグサイトにて一押し製品を展示する
 SECデジタルサイネージ(東京都台東区)では、各種のデジタルサイネージ(電子看板)を取り揃えている。
 「9面マルチビジョン3×3(40#、700cd)DID」は9枚の液晶ディスプレイを組み合わせたもので、9枚を1枚の大画面と見立てて映像を流したり、9分割してそれぞれ別々の映像を流すなどができる。
 映像を流す操作や管理も簡単で、パソコンなどから操作できるようになっている。例えばビルのエントランスに設置し、敷地内や建物内で催されるイベントを告知したり、テナントへのサービスとして企業広告を流したりという事も可能だ。
 また、「4面Foldingscreens(40#、700cd)DID」は、縦型ディスプレイと縦型の台を組み合わせ、それを4枚横につなげた屏風の形状になっているデジタルサイネージである。実際に折りたたむ事もでき、商品の別名も「屏風」。同製品も、横に並んだディスプレイを1枚とみなした映像を流せたり、それぞれ独立した映像を流したりできる。
 これらは、いずれも注文によって組み合わせる枚数を増やせる。概ね、受注から4週間ほどで発送可能との事だ。特徴の一つとして、インターネットと直接接続する事も出来るので、所有するビルが複数棟あり、各ビルに同製品を設置した場合でも、それぞれを一括操作したり同時に映像を配信するなどが可能。製品のレンタルサービスや、操作方法のアドバイスなど、アフターフォローもあるので、設置後も安心だ。
 同社によると今月28日から30日まで、東京ビッグサイトで開かれる「第50回サイン&ディスプレイショウ」にもこれらの製品を出展しているとの事で、関心があれば実際に見に行ってみるのも良いだろう。

三協立山アルミ ガラス障子の開放制限で転落事故防止
 三協立山アルミ(富山県高岡市)は、ビル用サッシ「MTG-70」のスライディング系窓種のオプションとして「隠蔽式開口制限ストッパー」を7月22日に販売開始した。
 「MTG-70」は見付け寸法を40㎜に統一し、スリムなサッシフォルムが可能となり、シンプルな内外観を実現した製品である。遮音性の高い防音合わせガラスを使用できるガラス溝22㎜も用意しており、防音合わせガラスを使用することにより、高い遮音を実現できる。また、結露による内装材の汚れや腐食などを緩和できる仕様となっている。 
 今回の製品は「MTG70」のオプションとして販売。特長としては、ガラス障子の開放を制限、ストッパーを室外側に設け、室内からは専用キー以外の操作はできない機構となっており、不用意な転落事故などを防止することができ、患者や高齢者、幼児など外に出てしまう配慮が必要な施設などに適している。開口幅110㎜としながらも換気や採風が可能で室内の快適性を保ち、非常時には外部進入口として、外部からの解錠が可能となっている。
 参考価格として、引き違い窓2枚建(ガラス溝幅14㎜、S-5、T-1、防火、シルバー色、幅1800㎜×高さ1900㎜)で4万8020円となっている。

ダイキン工業 省エネ運転管理機能 消費電力削減を実現 遠隔監視で空調機の保守メンテナンス
 ダイキン工業(大阪市北区)は、遠隔監視でビル空調機の保守メンテナンスを提供する「エアネットサービスシステム」の基本機能に省エネ制御機能を大幅拡充した「エアネットⅡサービスシステム」の提供を10月1日から開始する。
 中小規模のオフィス・商業用ビルに対する省エネの必要性が高まる中、空調設備は消費エネルギーの大きさから見ても、省エネ対策の最優先課題となっている。
「エアネットサービスシステム」は通信回線を介して、同社が24時間空調機を遠隔監視し、空調機の故障予知や保全の提案を行うサービスである。「エアネットⅡサービスシステム」は省エネ運転管理を支援する機能を備え、空調機のエネルギー消費実態把握や問題箇所の特定、その改善計画の立案、改善後の効果測定ができる。これによって省エネ対策やビル衛生管理法に対応した活動を支援することが可能となる。
 今回のサービスの特長として、空調機の運転状況やフィルターの汚れ・圧縮機異常などの性能評価をインターネットブラウザ上で提供する機能や、オプションとして空調機の維持管理に関わるコストを削減するため、修理費無償サービスを従来の10年間から15年間に延長、またビル衛生管理法対応の点検なども行う。価格は同社ビル用マルチエアコン100馬力を想定した2000㎡クラスのビルで60万円。

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