不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2007.09.24 10:17

<注目の製品>東洋エクステリア 歩行補助手すりの低価格製品発売 卵型ビームに加え事故防止のため諸機能を追加
 東洋エクステリア(東京都新宿区)は、歩行補助手すり「サポートレールUD」シリーズに、より低価格で導入しやすい「1段タイプ」を追加し、販売を開始した。
 「サポートレールUD」は、同社のサポートレールシリーズの最上位機種。
機能性とデザインの両立を重視しており、ビーム(ポール)には、支え歩き・伝い歩きなど様々な使用法に対応した新開発の「卵形ビーム」が採用され、握りやすく、広い年齢層に使用しやすくなっている。またエンドクリップにより視覚障害者にも「手すりの終わり」を感覚で伝える。
 従来はビームを上下2段備えた製品のみであったが、新製品は1段にすることで価格を抑え、導入し易くした。柱の両サイドから手すりを利用できる「センター柱タイプフロントビーム」と、後付の場合、もしくは柱を立てずに壁に直接手すりを付ける場合の「壁付仕様」において、それぞれ1段タイプが発売される。かばんや袖口の引っ掛かり事故防止のため、端部をU字エンドとするなどの新たな配慮もなされた。
 サイズ・価格は「センター柱タイプフロントビーム1段」が地上高800㎜・支柱間隔2000㎜、連続基礎用で1mあたり1万8500円、独立基礎用が1万8800円。「壁付仕様1段」が1万3000円である。傾斜は35度まで対応する。

文化シャッター スリムで意匠性高いガラスフロント 中空枠を細くシャープに天井までの大型扉も対応
 文化シャッター(東京都豊島区)は、オフィスビル・マンションのエントランスや間仕切り向けのガラスフロント「リブレイド」を10月1日より販売する(首都圏地域のみ先行発売)。
 「リブレイド」は、自動扉や開き扉とガラスとを組み合わせてエントランスを構成するフロントで、意匠性の高さにこだわって開発された。
 厚さ1・5㎜のステンレス材を用い、独自のロール成型技術により、中空枠構造でありながら、枠のリム幅(見えがかり幅)を6㎜とスリム化。従来のフラットバー枠と同様のシャープな枠形状を実現した。
 同社製品のフラットバー枠に比べ、重量は約4割、フレーム単独価格は約6割となったことで、建物への負荷を軽減するとともに、施工時の作業効率が高まった。
枠の表面仕上げは、エントランスのデザインに合わせてヘアライン、バイブレーション、鏡面の3種類を揃えた。また高さ6mの大開口エントランスや天井までの高さがある大型扉にも対応が可能である。
 標準価格は、開口幅5・5m、高さ2・8m、ヘアライン仕上げの場合で、エントランス向けの両袖枠付両開き強化ガラス扉(下枠タイプ)が213万9000円。税込、ガラス・取付工事費は別途だ。初年度の売上げ目標は1億円である。

サンゲツ 天然木の防音直貼りフロアに新色追加 リフォーム用薄型フロアも同時掲載
 サンゲツ(名古屋市西区)は、防音直貼りフローリング「ウッドフロア」シリーズに新たに3色を追加した。
 「ウッドフロア」は天然木を使用したフローリングで、抗菌、防虫、ひび割れ防止機能を備えている。今回ビーチ/ホワイト、メープル/ミディアム、アフリカンチェリーが追加され、従来のオーク、ウォールナットを含めた5木種で展開する。
 防音性能はL40、L45、遮音性能なしの3タイプ。各商品の色調に合った見切材、巾木も副資材として扱っている。
 また9月11日に発行された新たな「ウッドフロア」のカタログには、リフォーム用薄型フロア「レイヤーウッド」も掲載されている。カッターなどでの複雑なカットが可能で、既設床材の上から施工してもドアの開閉に支障のない3㎜という薄さが特徴だ。
 「ウッドフロア」1㎡あたりの価格は、L40が1万6130円、L45が1万3610円、遮音性能なしで1万920円。L40は、オーク/ミディアム、オーク/ブラウン、ウォールナットの3木種のみの対応である。また「レイヤーウッド」の価格は1㎡あたり1万910円である。

YKKAP アルミサッシをリニューアル30パターンの組み合わせ可能 高断熱性能で冷暖房のコスト削減
 YKK(東京都千代田区)は、アルミ樹脂複合サッシ新「エピソード」を10月1日より全国で販売開始する。
「エピソード」は、室外側に耐久性に優れたアルミニウム、室内側に断熱性・意匠性に優れた樹脂形材を組み合わせたアルミ樹脂複合構造の窓シリーズ。引き違い窓、上げ下げ窓などの豊富なラインナップを揃える。今回は、平成12年に発売された「エピソード70」をリニューアルし、意匠性と機能をより充実させた。
 内観色にキャメル、ダークブラウンの2色を追加し、内観色5色×外観色6色の計30パターンの組み合わせが可能となった。クレセントやハンドルなどのパーツオプションも豊富な色調を備えている。機能面では「高断熱アルミ樹脂複合枠」と、高機能複層ガラス対応の「高断熱アルミ樹脂複合障子」により、窓周辺を外気の暑さや寒さから守る。防犯・防火ガラスを用いた場合でも空気層12㎜を確保できるため、断熱性能を損なわず、結露も防ぐ。
 価格は、引き違い窓のサイズ幅1690㎜×高さ2230㎜で9万1100円(税抜、ガラス代、組立施工費別途)。初年度の売上げ62億円を目標としている。

三協立山アルミ メタリック調内観色を初採用 モダンインテリアに対応
 三協立山アルミ(富山県高岡市)は、アルミ樹脂複合サッシの室内側樹脂内観色にメタリック調を始めとする新色を採用し、販売を開始した。
 当該商品は、同社のサッシ「マディオ」のアルミ樹脂複合サッシ「Jシリーズ」「Mシリーズ」だ。近年流行のモダン系インテリアに馴染むメタリック色の「シャンパングレイ」の他、「ホットブラウン」「ブラック」の計3色を追加し、従来の内観4色×外観5色の20通りであったラインナップが23通りに拡大した。
 メタリック調の内観色は、アルミ樹脂複合サッシにおいては業界初の試み。メタリックの粉を樹脂の表面に付着させ、アルミの素材感を表現した。
 価格は「マディオ」Jシリーズ全色同価格で、幅1690㎜×高さ1170㎜が5万1800円、幅1690㎜×高さ2030㎜で8万9800円である(いずれも税別、搬入・組立・取付費、ガラス代は別途)。

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