不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2007.09.03 17:45

オプテックス  共連れ防止に「複数滞在検出機能」 1枚扉でフラッパーゲートと同等の防犯効果
 オプテックス(滋賀県大津市)は、入退室管理のための共連れ検出システム「AccuranceOV-101」に複数滞在検出機能を搭載し、今月から販売を開始する。
 「AccuranceOV-101」は、正規の認証者と共に非認証者が同じドアに入る「共連れ」を検出するためのシステムだ。
 今回追加された複数滞在検出機能は、検出エリア内の2人以上の滞在を検出する。複雑な人の動作を高精度に認識する独自の画像センシング技術の開発により、可能となったものだ。従来のシステムは、共連れを検知しても威嚇と注意喚起に留まっていたが、新システムでは1人が認証を行ってもドアをロックし、検出エリア内の人数が1人にならない限り、物理的に入室を不可能とする。
 従来、1人通行を厳守するためにはフラッパーゲートや2枚扉などの設備が必要であったが、同機能の搭載により、1枚扉でも同様の効果を得ることができるようになった。
 ドアの開き側への検出ユニットの設置や、既設現場への後付設置もできる。また照明変動や床面材質の影響も受けにくい。
 認証者権限で一度に通過できる人数を設定し、入退室管理を行いつつ外来者を迎えるなどの対応も可能である。

アイリスオーヤマ 単1電池4本で稼動するセンサーライト 電池交換不要で約2年間発光 人の動き感知する省エネ設計
 アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)は、「ガーデンセンサーライト」の販売を開始した。
 同製品は、単1電池4本を使用し、約2年間電池交換が不要なセンサーライトである。人の動きを感知して自動で点灯・消灯を行う省エネ設計だ。
 従来のガーデンライトはソーラータイプやコンセントタイプが主流であったが、ソーラータイプには雨天や曇天が続いた際の発光力の低下、コンセントタイプには電源の確保や配線工事などの手間といった難点があった。
同製品はこうした問題点を解決するものだ。配線などの工事が不要なため、エントランスからカーポート、室内まで場所を選ばず設置することができる。ハイパワーLEDライトを採用し、従来のLEDライトよりも明るく足元を照らす。
 暗さを感知する光センサーと、熱を感知するサーモセンサーとを内臓しており、人を感知した瞬間に勢いよく発光する防犯用センサーライトなどとは異なり、約1・2秒間かけて柔らかなイメージで点灯・消灯する。
 ラインナップは、足下灯、壁付灯、庭園灯それぞれ丸型と角型の6種類。カラーはブラックとグレーを備える。感知範囲はいずれもセンサー部分より5mだ。
 価格は足下灯・壁付灯が5800円、庭園灯が7300円である。

  三菱重工業 インバーターエアコンをフルモデルチェンジ 室内ユニット電気代は従来比約5割と大幅に節約
 三菱重工業(東京都港区)は、オフィス・店舗用インバーターエアコン「ハイパーインバーター」シリーズを11月上旬より順次発売する
。  オフィス・店舗用インバーターエアコンの3年ぶりのフルモデルチェンジとなる同シリーズは、新開発の小型・高性能ツインロータリーコンプレッサーの採用や、熱交換器性能の向上などにより、4馬力では業界トップクラスのAPF5・4を達成した。
 これにより4馬力の場合、電気代は、従来機と比較し年間約半分と大幅に節約することができる。環境保全の面でも、従来機に比べ排出CO2を約51%削減する。
 また、天井埋込型4方向吹出タイプでは業界トップの薄型を実現するなど、コンパクト化に注力されている。室外ユニットにおいても高さ35%、質量28%低減し、設置面積の省スペースと据付性の向上を図っている。
 暖房最大能力は8馬力で12%アップしており、4馬力から6馬力では、外気温マイナス15℃でも定格暖房能力を確保することが可能。寒冷地向け専用機並みの能力を標準搭載している。従来シリーズ比20%アップの売上げを見込んでいる。
日動工業 イメージに合わせた6色 防水構造で水中設置も可 10年持続の長寿命ソーラーLED
 日動工業(大阪府守口市)は、太陽光エネルギー使用のソーラーLEDシリーズを販売している。
 内蔵されている充電池には特殊キャパシタを使用し、10年以上の持続力を有する。晴天の場合3時間、雨・曇天の場合8時間の充電で、12時間以上点灯する。また本体に採用されているポリカーボネイトは傷つきにくく、10t車の通過に耐える。防水構造のため、水深50までの水中設置も可能だ。
 ビル壁面の景観照明やエントランスの足元照明などとしての使用が想定されており、ラインナップは、ソーラーLEDタイル198(サイズ198㎜×198㎜×60㎜、重量2・5)ソーラーLEDタイル99・半タイル(サイズ99㎜×198㎜×60㎜、重量1・3)、ソーラーLEDロードマーカー(サイズ140㎜×50㎜、重量1)、ソーラーLEDポイントライト(サイズ110㎜×90㎜×32㎜、重量380g)など。緑・青・白・赤・オレンジ・黄の6色(タイル198・99の場合)を揃える。
 1台あたりの価格は、ソーラーLEDタイル198が3万9000円、同タイル99が2万9000円、同ロードマーカーが3万5000円、同ポイントライトが8000円である。

コトブキ 屋外用の家具ブランド発売 耐久性とデザイン性を両立
 コトブキ(東京都千代田区)は、屋外用の家具ブランド「COZY&COZY」の販売を開始した。
 同シリーズは、商業施設やオフィスビルなどのオープンスペースに付加価値を持たせる目的で発表されたもの。屋外で使用する家具に要求される強度や耐久性、安全かつメンテナンスが容易であること、雨風や紫外線による劣化が少ないことなど多くの条件を踏まえた上で、従来の屋外ファニチャーではそれほど追求されてこなかった、美しく快適なデザインを目指している。
 暑さや寒さから本体を守る特殊コーティング「サーモジントコート」や、耐久性の高いポリエステル粉体塗装、人工ラタン素材「フラーロ」など、安心して使用するための素材や技術を数多く取り入れている。
 ラインナップはカフェチェアー、テーブル、ベンチ、プランター、シェードなど約120点。価格は1万円台からだ。

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