不動産トピックス

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2005.07.18 14:43

NTTファシリティーズ IT装置用空調ソリューションサービス開始 ワンストップで問題を解決
 NTTファシリティーズ(東京都港区)と、日立空調システム(東京都港区)は共同で、高発熱IT装置の冷却に対応した、一般電算室用空調機比40%の消費エネルギー削減を実現する高効率年間冷房型空調機「FMACSV(エフマックス・ファイブ)」を開発した。
 先行して開発済みの天井マウント型クーラーおよびラックマウント型クーラー、高品質空調設計及び施工サービスと合わせて、データセンターなどでの高発熱化の進むIT装置の空調問題にワンストップで応える「IT装置用空調トータルソリューションサービス」を提供していく。
 現在、IT社会の進展、本格ブロードバンド時代の到来に伴い、情報通信サービスの高速化、大容量化が進められているが、IT装置の急速な発展によって発熱量は増大しており、省エネ化、適正な冷却の両立が急務であった。初年度30億円の売上を目指す。

積水化学工業 貼るだけで騒音対策可能な制振材 防音施工に最適な性能
 積水化学工業(京都市南区)が、独自開発した「カルムーンシート」は、特殊制振樹脂を利用した貼合タイプの制振材で、騒音対策を施したい場所に貼るだけで、簡単に防音・遮音性能を向上させることができる。
 低周波音から高周波音まで、従来の制振シートを大きく上回る性能を有するにもかかわらず、厚さはわずか1・3。平米あたりの重量が4kgと軽量で取り扱い性に優れ、制振樹脂自体が高い粘着力を保有しているので施工は非常に簡単。ダクトやエアハンドリングユニットなどの空調機器や、集合住宅や会議室の防音工事に最適で、例えば、空調システムの室外機の筐体と吹き出し口フードへの貼合によって運転音を2・5デシベル改善した使用例などがある。
 樹脂シートでは取得が困難とされる不燃認定を取得(国土交通大臣認定NM0767)し、シックハウスの原因の一つとされるホルムアルデヒドをほとんど放出しないので、室内でも安心して利用できる。

新コスモス電機 ニオイを判断して換気を自動運転
 新コスモス電機(大阪市淀川区)は、人から出る代謝ガス、ニオイ、空気よごれを高感度に検知するセンサを搭載した「換気扇コントローラARU02S(自動タイプ)、ARU02C(自動/手動切替タイプ)」を開発し、発売を開始した。
 この商品は、2003年7月に施行された改正建築基準法によって義務付けられた24時間換気システムにおける省エネ対策を念頭において開発されたもの。生活リズムに合わせて、空気が汚れた時と、空気がきれいな時をセンサにて判断し、自動で運転を強/弱に切り替えて効率の良い換気を実現する。
 なお、日常の操作は一切不要なので、誤動作などのトラブルは無く、壁埋め込み型のスイッチボックスに取り付けられるタイプのため、壁面にすっきりと納めることができる。
 オフィス内の換気は勿論、喫煙室などの換気コントロールにも最適な仕様で、常に人が滞在しない空間の省エネ対策などへの利用を見込んでいる。

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