不動産トピックス

クローズアップ

2005.05.23 11:24

ケーテックコミュニケーション用ロボット 遠距離操作により時速3kmで移動
 ケーテック(東京都中央区)は、米InTouchHealth社製の遠隔操作コミュニケーション用ロボット「RP-6」を国内で初めて販売している。
RP-6は、本体にカメラとディスプレイを搭載しており、IEEE802・11b方式の無線LANでネットワークに接続し、遠隔地からでもコミュニケーションが可能。操作にはパソコンとジョイスティックが使用され、ゲーム感覚で簡単に操作ができる。営業本部の岩本和矢氏はロボットの特徴について次のように話す。
 「ホテルや商業ビル、病院などの案内役として利用価値はあると思います。実際は医療用として作られていますが、システムはいたってシンプル、インターネット環境とアンテナさえあれば、操作できるので、まさに有人管理に代り得るロボットだと思います」
 RP-6本体下部には本体を取り囲むようにセンサーが設置されており、操作する側は、センサーの状況から障害物の有無などを判断する仕組みになっている。重さは97・5㎏、サイズは74・6×60・9×161・2㎝(幅×奥行×高さ)。
 最高時速3㎞で移動し、パソコン本体から半径約50m以内であれば、操作が可能となる。ただし、壁などがある場合、電波が遮られてしまうため、専用のアンテナを設置しなければならない。アンテナを設置することにより、自由自在に操作が可能となる。
価格はシステムの構築費込みで1000万円。

デジタル・ウント・メア 4つのモジュールで高速認証 既存パソコンをそのまま活用 入出管理用顔認証システム好評
 デジタル・ウント・メア(東京都千代田区)が販売する「フェイスメトリックスログオン」は、厳重なセキュリティ管理を可能にする顔認証システムである。
 入出管理やパソコンのログオンを顔パスで行えるようにするシステムで、従来製品より安価で顔認証が導入できる。
 WEBカメラを接続したパソコンにこのソフトをインストールすると、WEBカメラで捉えた人の顔が起動時のログオン画面やスクリーンセイバーのロック解除画面でリアルタイムに表示される。後はパソコンに付いているカメラが人の顔を捉えると、あらかじめ登録しておいた顔データとの照合が行われ、データと一致すればキーボードに一切手を触れずに自動的にロックが解除される。
 特徴について専務取締役の岩根えり子氏は「検索、認証までのスピードが強み」と話す。システムの構成は、ビデオシーケンスから顔を検出した後、画像プロセス及びビジョンテクノロジを使って背景から部分のみを分離する。次に特徴抽出モジュールにより、顔画像からそれぞれの特徴を的確に抽出。そして、モデルビルダによって個々の顔画面から抽出された特徴を数学的モデルに構築し、データ照合モジュールで顔データとの一致を検索する。
価格はオープン。

サンエーブ技研 完全防水大画面液晶テレビを販売 水の中で映像を再生
 サンエーブ技研(東京都立川市)は、水槽や浴室内に設置できる大画面液晶テレビを販売している。
 奥行58㎜(13・15インチ)、75㎜(20インチ)の薄型ボディに高輝度500cd/㎡、高コントラスト5001のASV方式低反射ブラックTFT液晶パネルを搭載。より明るく見やすい映像を再現する。内径22㎜の開口で取付が可能となり、大掛かりな工事も不要。
 地上波デジタルチューナーやDVDプレイヤーをはじめとする、様々な外部ソースを最大2系統接続することが可能。また、IRコントローラ(オプション)を接続すると、接続した外部ソースを再生したり、停止するなどのコントロールができる。
 特徴について技術部の浜内裕司氏は「安心の4㎜強化ガラスを採用した完全防水設計ですので、オフィス、商業ビル、ホテルのエントランスや室内の水槽に入れて設置するなどの採用が増えています」と説明する。
 テレビはVHF1〜12チャンネル、UHF13〜62チャンネル、CATVC13〜C38CHと幅広い受信が可能。
 価格は13インチタイプで19万円。スピーカーは7800円。通常は、テレビ本体と防水スピーカーが2つ併せたセットでの導入となる。
 外部ソースの可能なため、ビル内テナントから広告収入を得るためのツールとすることもできるなどアイデア次第でさまざまな活用が可能であろう。

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