不動産トピックス

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2004.01.19 15:50

フューチャーテック 売れ筋商材の研究会を開始 現場や商材の情報会員間で共有する
 フューチャーテック(東京都江東区)が「売れ筋商材実践研究会」を開始する。
 現場での困り事をいかに解決したかをその時使われた商品・材料・工法に焦点を当て、会員に提供していく。個々の会員の現場や商材の情報を会員間で共有するため、数多くの情報が手に入り、問題解決の糸口が掴めるという。
 入会金は3万円、年会費は9万6000円となっているが、現在1ヶ月間の無料お試しキャンペーンを行っている。入会時に来場すれば約500種類の売れ筋カタログ中から必要なものを選び出し、配送してもらうことができる。以降も毎月売れ筋カタログ情報から10kgまで無料配送してもらえる。他にも東京リニューアル市場開発協議会開催のセミナーにも優先的に参加できるなどの特典がある。
 同社は建物設備設計施工総合コンサルティング会社として昨年10月に設立した。橋本創業(東京都中央区)が資本支援している。

鍵屋リンクス セキュリティシステム4月より本格販売 ビルの出入退管理時間と場所で特定
 セキュリティの総合商社の鍵屋リンクス(千葉県成田市)では、今春より「アクセスコントロールシステム」を本格的に販売していく。
 同システムはビルに出入りする人物に対し、時間と場所(=ドア)の2つの要素から成る「在室権限」と呼ばれる属性を与え、その権限を特定することにより、人と物の情報のセキュリティを管理・実現するというもの。システムを設置したビルに出入りする人物は、必ずこの在室権限により特定される。この権限が同一である人物は「アクセス・グループ」としてグループ化される。アクセスユニットはこのグループを認識し、ドアの開閉をコントロールすることで、人物の在室状況を管理する。
 また、アクセスユニットの動作履歴を記録することにより、人物の行動を管理することもできる。ネットワーク運用で、遠隔地からリアルタイムに特定人物の在室状況を確認することも可能だ。
 5万5000円、11万円、30万円の3タイプで入室方式により価格が異なる。

PPG-CI 透明度高く歪みのないガラス好評 塗料の色もそのまま反映
 米国最大の総合ガラスメーカーPPG社と、伊藤忠商事の合弁会社として、1990年に設立されたPPG-CI(東京都港区)。
 同社が1990年に発売した「スターファイア」は、透明度が非常に高く、普通の透明ガラスのような特有の薄いグリーンの色合いがない。
 同製品の鉄分は、通常の透明フロートガラスの10分の1以下。周囲の色をそのまま歪ませずに透過する。また塗料の色もそのまま映し出すため、建物外壁に白、パステル系、柔らかいベージュ系の色を使用できる。
 高透過フロートガラスなので、いかなるガラス厚みにおいてもその透明度を維持することができる。
 「商業ビルには特に適しています」(社長補佐渡辺祐一氏)

国安技研 テナントそのまま騒音の心配もなし 沈下修正を専門に受注
 国安技研(茨城県茨城市)では建物沈下修正保持工事を専門に行っている。
 建物沈下修正保持工事、アンダーピーニングとは、上部建造物の機能、性能を維持したままで基礎を改良、補強、あるいは新設することを言う。
 近年、軟弱地盤に建てた物件の地盤沈下が問題となっている。平成13年の設立以来、同社が担当した物件は約1000件にも上るという。
 同社では、建物の重量を利用して、連動式油圧ジャッキで鉄杭を地中圧入し、建物を水平に調整する「鋼管杭圧入工法」を中心に採用している。入居テナントはそのままで工事を行うことができる。騒音や振動の心配もなく、近隣にも迷惑をかけないという。
 「調査は無料で行っています。ビルがちょっと傾いているような気がする、壁に亀裂が入っている、建具に隙間があってスムーズに開け閉めができないなど、もしやと感じたときには、手遅れになる前に早めにご相談下さい」(代表取締役 国安博志氏)

共同カイテック スピード施工の屋上緑化システム 7月には貯水式の新商品も
 共同カイテック(東京都中央区)では、世界初の底面灌水ユニット式の天然芝生屋上緑化システム「底水型スクエアターフ」を販売している。
 同システムは貯水トレーの上に土壌コンテナ、更に芝を順番に敷設するだけ。1日で約100〜150㎡のスピード施工が可能だ。
 土壌コンテナにはリブが付いているため踏んでも土壌に影響を与えず、芝の根も傷めない。また、専用に開発された底水センサ式自動灌水システムで、無駄のない灌水が可能となっている。
 昨年7月には「雨水生育型スクエアターフ天の恵み」の販売を開始した。人工灌水せずに下部貯水槽に30日分の芝の生育に必要な雨水を貯水する画期的なシステムだ。
 同社のシミュレーションによると、ほとんどの都市で過去10年間1度も灌水の必要がないという。また、灌水コントローラなどの設備も不要で、水道・電気の費用がかからない。
 「要するに地下水と同じ状態です。費用、管理共に省くことができる自信の新商品です」(取締役環境部長吉岡孝治氏)

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