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グローブシップ「お取引先セミナー」を開催 創業10年、DX化や人手不足などの課題なども

2025.11.24 14:51

 グローブシップ(東京都港区)は20日、千代田区大手町の「大手町サンケイプラザ」にて「第9回お取引先セミナー」を開催した。本セミナーは同社の取引先企業を対象に実施しているもので、冒頭で登壇した代表取締役社長の矢口敏和氏は「当社は今年4月、創立10周年を迎えました。ビル代行と日本ビルサービスが統合し、新たに『グローブシップ株式会社』としてスタートするにあたり、『戦略FMパートナー』というブランドイメージを策定。外国人材の積極的な育成や登用、そして業務のDX化と、業界が抱える人手不足という課題に対し、いち早く取り組みを展開して参りました」と、創立から現在に至る10年間を振り返った。
 その後に行われた講演会では、落語ユニバーサルデザイン化推進協会の代表理事を務める落語家の春風亭昇吉氏が登壇。同氏は史上初の東京大学出身の落語家として知られ、2007年に人気落語家の春風亭昇太氏に入門。厳しい修業時代を経て、2021年真打に昇進した。また気象予報士の資格も保有しており、情報番組で天気予報担当を務めた経験もある。同氏は「笑い」には免疫力の向上や認知症の予防など健康に効果があることを紹介しつつ、落語の稽古とビジネスでの成長には類似点があることを解説。「尊敬する上司や先輩の話し方や振る舞いを真似てみて、参考となる部分は自分のものとして吸収する。そして自分の話し方を録音し、改めて聞き直すことで問題点や直すべき点を確認します。また自分にとっての指針となる言葉やアイディアはネタ帳に記録しておく。こうした落語の世界における稽古法は、ビジネスの世界においても役立つのではないかと思います」と述べた。




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