週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
「不動産エージェントの教科書」を出版 国内外で活躍できる副業エージェントの入門書に
2025.11.24 14:49
国際不動産カレッジ(東京都港区)はこのほど、書籍「不動産エージェントの教科書」の出版を記念してウェビナーを開催した。
著者は国際不動産カレッジ代表の杉浦隼城氏と、カレッジで不動産英語講座を担当するHANA氏。書籍では「不動産エージェントとは何か」の概要から説明し、エージェントの成功事例、さらに昨今インバウンド投資が増加していることから契約対応やマーケティングなどの日英対訳も解説する不動産英語力についての章などで構成されている。
杉浦氏は「米国では不動産エージェントが仲介の主体となっていて、その数は約145万人以上におよぶ。日本では統計はないものの、肌感覚では1000~1500名ほどにとどまる」と指摘する。不動産エージェントを擁する企業も増えているものの、裾野が拡大するまでには至っていない。
一方で「終身雇用」が難しくなりつつある昨今、「手に職をつけたい」というニーズは高まる。杉浦氏はそういったニーズに対して「不動産エージェントは有力な選択肢だ」と強調する。
今回の書籍出版と同時に「不動産エージェントクラブ」も発足させる。クラブでは現役のエージェントやエージェント志望者などを対象にして勉強会等を開催し、知識やノウハウの習得を支援する。
杉浦氏は「自分らしく働くことができるのが不動産エージェントだ。エージェントとはどういうものかを知る一歩にしてほしい」と話した。



