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明豊AWARD2025 グループ社員など180人超が参加
2025.11.24 14:44
明豊エンタープライズグループは今月14日、都内のホテルで「明豊AWARD2025」を開催した。昨年初めて開催し、今年が2回目となった。
アワードは明豊エンタープライズ(東京都目黒区)ならびにグループ企業の計6社、約160人の社員の功績や頑張りを称えるもの。今年は新卒入社社員で最も早く契約を獲得した従業員に贈る「新人賞」をはじめとした10賞を用意し、プレゼンターは女子プロテニス選手の園田彩乃氏(上写真・左)と元プロ野球選手の五十嵐亮太氏が務めた。明豊エンタープライズの矢吹満会長兼社長はアワードについて「昨年初めて開催して社員から非常に好評だった、当社グループの恒例行事としていきたい」と話した。
2月営業開始の台湾拠点 アジア投資家の窓口に
同日には矢吹会長兼社長などグループ企業の各社長が報道陣の取材に対応。同社は今期、初の3カ年中期経営計画を発表しており、2028年度の営業利益を20年度比で10倍増の52億円達成を掲げる。
こうしたなか、強めるのがグローバルでの営業力だ。25年2月には台湾・台北市に初の海外法人となる東京明豐開發股份有限公司の営業を開始している。
東京明豐開發の内田千博社長は台湾拠点について「台湾の投資家や法人にはもちろんのこと、中国の深センや香港などにも地理的に近い。ほかのアジアの国の投資家の窓口としても機能している」とコメント。台湾以外の国への進出については「現状は検討していない」とし、台湾拠点の基盤強化に努める意向を示した。
中計においてはリニューアル・リノベーションについて、オフィスやホテルといった非住宅分野への営業も強めていくことを明記する。グループ企業で総合建設会社の協栄組(東京都世田谷区)の徳満亮輔社長は「具体的な案件はこれからだが、引き合いは頂いている」とした。



