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「明治生命館」をリニューアル 展示エリアを拡充しカフェも新設

2025.11.17 10:29

 明治安田生命保険(東京都千代田区)は、昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定された「明治生命館」を22日にリニューアルオープンする。展示エリアを拡大するとともに、新たに「明治安田CAFE丸の内」をオープンする。
 1934年竣工の同館は東京美術学校(現・東京芸術大学)教授の岡田信一郎氏が設計し、現在も現役のオフィスビルとして活用されている。立地は東京都千代田区丸の内二丁目。皇居の堀に面して立ち、JR「東京」および「有楽町」駅から徒歩5分、東京メトロ「二重橋前」駅と直結。
 建物は敷地面積1万1347㎡、建築面積3856㎡、延床面積3万1762㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階地下2階建て。
 1階の展示エリアには同館の模型や映像展示が新設され、来館者が明治生命館の歴史的価値や物語に、より深く触れられるようになるという。リニューアルにはパートナーとしてDNP(東京都新宿区)が参画。展示空間の設計や施設ブランディングなどの支援を行っている。
 1階にオープンするカフェ「明治安田CAFE丸の内」は座席数60席。営業時間は10時30分~18時30分。休館日は月・火曜日。運営はアットテーブル(東京都新宿区)が担当する。
 明治安田生命では文化財の保存・活用を通じ、その価値を未来世代へ受け継ぐことで、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。




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