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「2025 SELF STORAGE BIZ FORUM -YOKOHAMA-」国内最大級の収納ビジネスイベントを横浜で11月13~14日に開催

2025.10.27 11:15

 今年も国内最大級の収納ビジネスイベント「SELF STORAGE BIZ FORUM」が開催される。今年は「2025 SELF STORAGE BIZ FORUM -YOKOHAMA-」と題し、11月13日と14日の2日間にわたって横浜で開催する。
 レンタル収納スペース推進協議会(東京都渋谷区、RSA)が主催する同イベントは、2015年から続く業界最大級のイベント。レンタル収納スペース(トランクルーム、ストレージ)の運営事業者や関連業者をはじめ、不動産オーナーや不動産事業者、デベロッパーなども参加する。今年で11回目を数え、既に業界では定例イベントとなっている。今回もセミナー会場を借りて開催するのだが、例年の開催場所「AP新橋」ではなく今年は「AP横浜」。そのため初日13日は施設見学ツアーと題し、神奈川県内のトランクルームを見学する。定員は80名。「QURAZ新横浜店」や「オリバー相模原小山」、「ルートストレージ西鶴間店」などを見学予定。同日の懇親会は、横浜港ナイトクルージングディナーを企画する。
 2日目の14日は「AP横浜」にて、座学形式のセミナーを開催。今年も複数名が登壇するパネルディスカッションを多めに企画。午前中は「ストレージビジネスの有力リーダーが語るセルフストレージ事業の未来」をテーマに、CBRE(東京都千代田区)の大空拓氏がモデレーター。パネリストにルート(東京都千代田区)川端広和社長やストレージ王(千葉県市川市)荒川慈郎社長、ジャパントランクルーム(東京都渋谷区)鈴木秀長GM、京葉物流(東京都江東区)創業者の藤井宏幸氏が登壇。現状を踏まえた上で、未来に向けてどのようにこれから行動するかや、備えるべきかを熱く語る。
 午後にはパネルディスカッション「暮らしと空間創造によるライフスタイルの快適性(Well-being)」を開催。女性の登壇者を集め、ライフスタイルの変化と共に急速に需要が高まるレンタル収納スペースを様々な視点で話し合う。整理収納アドバイザーの小林理恵氏も参加し、普段とは違った視点でレンタル収納スペースビジネスの今後を語る。その他にも「アジアのグローバル成長市場のストレージ事業の動向+ESG」や「日本トランクルームへの投資の魅力と課題」といったセミナーやパネルディスカッションを行う。
 RSA代表理事の吉田得生氏は「現在のレンタル収納スペース業界において、大きな流れが2つあります。1つ目は『スペース貸し+α』です。コインランドリーやコワーキングスペース、コミュニティセンターなどの施設とレンタル収納スペースが一緒になることで、更なる需要拡大や潜在的ニーズへ上手く応えています。今後はより一層、生活サービス産業への領域に踏み込んでいくことが予想されます。2つ目は海外からの投資です。毎年7~8%と国内市場規模が拡大している当業界は、海外の投資家層や外資系企業から注目されています。1棟丸々レンタル収納スペースの物件も今後増えてくると想定され、その様な流れへ早期に対応できるよう今のうちから取り組む企業もいます。不動産オーナーもこれらニーズを上手く掴めば、安定した収益事業を今のうちから確保できるでしょう。今年のフォーラムではこれら現状を踏まえて、未来にどうつなげていくのか把握できるイベントとなっています」と述べた。
 ちなみにフォーラムの受付は11月5日まで。早めに受け付けを済ませ、今後の不動産事業へ役立てては如何か。




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