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「プロロジスパーク東海1」起工式開催 愛知県東海市でマルチテナント型物流施設開発
2025.09.01 10:49
プロロジス(東京都千代田区)は愛知県東海市の「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内で開発を進めている物流施設「プロロジスパーク東海1」で起工式を行った。竣工は2027年5月を予定している。
起工式には東海市の花田勝重市長、西松建設代表取締役社長の細川雅一氏ら関係者が参列し、工事の無事と事業の発展を祈願した。
同区域内の隣接地には、BTS型物流施設「プロロジスパーク東海2」の開発を予定している。
開発地は伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線が接続する「東海」JCTから4・3km、西知多産業道路の「加家」ICから1・8kmに位置する。
同施設は敷地面積約7万2800㎡、延床面積約16万900㎡地上4階建てマルチテナント型物流施設。施設中央には45フィートコンテナを含めた大型車両が各階にアクセスできるダブルランプウェイを備える。
敷地内は一方通行でスムーズな車両動線を確保。
倉庫は1フロア最大約1万坪。4階は最小区画800坪からの分割にも対応。設備としては倉庫内空調の導入やビックファンの設置も検討している。
最上階には施設内で働く従業員の休憩スペースとして、カフェテリアを2カ所に設置。北西に位置するカフェテリアからは、東海市の工場夜景を臨むことができる。
施設の敷地内にはイベント等に活用でき地域住民の憩いの場となる広場を整備する。
土地区画整理事業区域にはプロロジスパークのほかに、カインズ(2026年春オープン予定)、ショッピングモール、日本福祉大学の新キャンパス、マンションとビジネスホテルが立地予定。