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三菱地所 ペット共生型賃貸マンションの事業化を検討 ペットオーナー向けに施設設備・サービスを提供へ

2025.08.25 12:01

 三菱地所(東京都千代田区)はペット共生型賃貸マンション「P-manプロジェクト」の事業化の検証を開始する。
 同プロジェクトはペットとの暮らしに特化したサービスを備えた「次世代型コンセプトマンション」の取り組み。既存物件でのサービス提供に加えて、新規のペット共生型賃貸マンションの開発にも着手する構想。
 主なターゲットは外出や出張が多い単身者や共働き世帯。構想では、マンション1階には常駐のペットシッターと犬の保育園を設ける。また共用部にはドッグランの設置も予定。設備としてはペット向け内装やIoTによる遠隔操作に対応する空調や照明を備える。さらに入居者限定サービスとして、病院や往診サービス、ペットグッズメーカーとの連携や、カーシェアなどのシェアリングサービスも付帯。ペットを軸にした互助コミュニティの支援も検討する。
 今後、事業性を検証していく予定。1棟目物件の開発は未定だが、年度内の開業を目標にプロジェクトを推進する。三菱地所は事業全体の推進を担当し、物件開発での企画・設計監修は、都市型のペットサービスの複合施設を展開するソプラ銀座(東京都中央区)が行う予定。




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