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JTOWER インフラシェアリングが700件超に 省スペース化や電気料金削減がメリット

2025.08.18 12:16

 通信設備のシェアリング事業を展開するJTOWER(東京都港区)は、6月時点の屋内インフラシェアリング・ソリューション導入実績を開示。国内の累計導入済み物件(4G/5G)は710件になった。
 インフラシェアリングとは携帯キャリア各社がそれぞれで整備していたネットワーク設備を共用化するもの。延床面積1万㎡超の建物では屋内の携帯電波の環境整備を行う必要性が高くなり、インフラシェアリングを活用することで不動産事業者にとって省スペース化や電気代の削減などのメリットを得られる。
 執行役員の山本重好・IBS開発事業本部長によると、25年4~6月は商業施設やオフィスビル、アリーナ、病院など幅広い施設で導入が進んだとのこと。既存通信設備の老朽化による更改時にインフラシェアリングへの入れ替え需要の高まりが背景にある。
 代表的な導入施設としては、「淀屋橋ステーションワン」や「三井ショッピングパーク ららテラス川口」などが挙がる。




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