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三菱地所・東急不動産・CREが横浜市に計画 東名直結・延床70万㎡の物流施設
2025.08.25 11:48
三菱地所(東京都千代田区)、東急不動産(東京都渋谷区)、シーアールイー(東京都港区)は19日、横浜市が進めている「旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業」の物流地区に、東棟と西棟で構成される「次世代基幹物流施設」を開発すると発表した。東棟は2030年頃、西棟は2031年頃の竣工を予定している。
計画地は横浜市瀬谷区の「旧上瀬谷通信施設地区」内、相模鉄道「瀬谷」駅から約3kmに位置する約22万㎡。計画では2棟で約70万㎡の延床面積を有するマルチテナント型物流施設を建設する。
自動運転トラックなど新しい物流システムに対応。整備が検討されている東名高速道路ICと直結の専用ランプウェイを設け、トラックが高速道路から一般道に下りることなく利用できる施設の整備を目指す。
また「広域防災拠点」の機能強化として大規模地震などが起きた際には、基幹物流施設の特性を生かした災害対応への協力を行う。
三菱地所と東急不動産は京都府城陽市でも基幹物流施設の開発計画を進めている。シーアールイーを含む3社で関東圏で開発を進め、東西に物流ターミナルを設ける。また三菱地所は仙台市でも基幹物流施設の開発を計画中で、東急不動産は類似施設の開発を佐賀県、茨城県で計画しているほか、両社は中京圏等でもそれぞれ検討を進めている。