週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
【東海エリア 不動産ニュース】「四日市三交ビル」8月7日開業へ メインストリートに面する地上14階の賃貸オフィスビル

2025.07.14 12:09
三交不動産(三重県津市)は、三重県四日市市浜田町で開発を進めていた賃貸オフィスビル「四日市三交ビル」を8月7日に開業すると発表した。
立地は「近鉄四日市」駅から徒歩3分、「近鉄四日市」駅とJR「四日市」駅を結ぶメインストリート・中央通りに面する。
同ビルは敷地面積2195・38㎡、鉄骨造地上14階。延床面積1万3659・34㎡のオフィス棟と同3405・65㎡の駐車場棟で構成される。三重県下の賃貸オフィスビルとして地上14階は最大、民間事業者が開発したものとして床面積最大という。
オフィス棟の1~2階は商業フロアで、1階には三交不動産の仲介部門が入居。3~14階は賃貸オフィスフロアとし、共用スペースとしてビル入居者専用のコミュニケーションラウンジも整備する。ラウンジにはウェルネスエリアや集中エリア、ソロワーク、ミーティング等に対応可能なスペース、10~30人用の有料貸会議室などを用意。軽食や飲料を購入できるスペースと飲食可能なスペースも整備し、屋上には入居者専用のリフレッシュスペースも設置する。
駐車場棟は収容台数約125台の自走式。チケットレスゲートを採用し、一部を時間貸しする。
環境対策としては、エネルギー負荷の抑制、高効率な照明・空調機器の導入により「ZEB Ready」を取得。Low-E複層ガラスの採用や非常用エレベータの通常利用等により「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」Sランクも取得した。
災害対策としては、約3日間運転可能な自家発電設備と燃料、オフィス収容人数の約半数がトイレ等を約3日間利用可能な受水、排水容量を確保。建物内には防災備蓄倉庫や停電時でも飲料を提供できる自販機を設置する。また、ビル共用部の一部は災害時に地域住民が一時的に避難するための場所として開放する。