週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
ボルテックス VORTシリーズ200棟突破 開発物件「VORT渋谷eastⅡ」竣工

2025.07.07 10:55
「区分所有オフィスR」を主軸に資産形成コンサルティングを行っているボルテックス(東京都千代田区)。先月24日に「VORT渋谷eastⅡ」が竣工。VORTシリーズとして200棟を突破した。
これまで東京都心部の好立地を対象に、中規模のオフィスビルをフロアごとに分割した商品「区分所有オフィスR」を提供してきた。1棟目は2013年5月に誕生した「VORT東陽町ビル」。以来順調に棟数を増やし、現在では都内だけでなく地方都市でも展開。収益性・流動性に優れた物件は最上位ブランド「maxim」として展開するなど、着実に実績を伸ばしてきた。
新たに竣工した「VORT渋谷eastⅡ」は、S造の地上11階建て。オフィスと店舗の複合ビル。東京メトロおよび東急田園都市線・東横線「渋谷」駅から徒歩6分、JR「渋谷」駅からは徒歩8分に立地。延床面積は686・39㎡。敷地面積は115・25㎡。異素材を組み合わせたデザイン性の高い外観が特長で、ビル1階のエントランスも建物内と外でデザインの連立性を図った。
オフィスフロアは水回りを集約することで高いレイアウト効率を実現。東側は大きな窓面とスケルトン天井により、開放感あふれる空間となった。また水回り空間はリフレッシュスペースとしても機能する。上手く設えを生かすことで、入居者や来訪者にも快適な環境を提供できる。1階のみが店舗用途で、専有面積は51・49㎡(15・57坪)。2~11階はオフィス用途で、46・23(13・98坪)~56・53㎡(17・10坪)と多少違いがある。
同地は渋谷、原宿、青山エリアの境に位置し、各エリアの文化や観光資源を享受できる。さらに近隣の再開発計画がもたらす、街の活性化といったポジティブな影響も期待される。既に一部フロアの成約も決まっていることから、まずは早期に満室稼働を目指す。と同時に各フロアを「区分所有オフィス」として販売していく。