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「横浜郵船ビル」改装に着手 ホテルにコンバージョンへ

2025.05.19 11:08

 Plan・Do・See(東京都港区、PDS)と日本郵船(東京都千代田区)は、日本郵船が所有する「横浜郵船ビル」のコンバージョン工事に着工した。竣工は2026年秋を予定している。
 同ビルは日本郵船の創業50年を記念して1936年に完成した、正面の16本のコリント式列柱が並ぶクラシックな外観の古典主義様式の建物。2003年には建物1階部分が日本郵船歴史博物館として改装された。
 同計画は横浜郵船ビルが位置する海岸通り地区で進められている再開発事業の一環として、歴史的、建築的、景観的価値を考慮して外観を保全しつつ、内部をホテルへとコンバージョンする。
 計画建物は敷地面積5507・14㎡、延床面積7163・25㎡、4階建て、宿泊・レストラン・バンケットが揃うホテルとして開業し、PDSが運営する。
 PDSでは、国内外46拠点で店舗運営ともてなしを提供してきたノウハウ、得意とする歴史的建造物のリノベーション技術を生かし、世界を代表する海運物流会社である日本郵船とのシナジーを最大化。街に新たな価値を創造するとしている。




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