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松竹 商住一体型複合施設「くぐる」開発 鎌倉市の山蒼稲荷神社に隣接

2025.05.19 11:06

 松竹(東京都中央区)は、鎌倉市大船エリアの山蒼稲荷神社に隣接する敷地で、商住一体型複合施設「kuguru(くぐる)」を開発している。企画・建築設計監理はブルースタジオ(東京都中央区)が担当。竣工は11月を予定し、6月8日に上棟イベントが開催される。
 立地はJR東海道線・横須賀線・根岸線「大船」駅から徒歩6分の場所に位置する。
 同施設は松竹通り側の鳥居から山蒼稲荷神社の本殿をつなぐ参道を挟むように2棟で構成される。建物概要は敷地面積367・74㎡、建築面積210・33㎡、延床面積379・95㎡、木造地上2階建て、店舗2区画と店舗兼用住宅5区画を有する。  建物外壁は鳥居をイメージした木造門型フレームが連なり、山蒼稲荷神社との親和性にこだわったデザイン。
 松竹通りに面した店舗区画は1階が50・18㎡、2階が46・91㎡。1階は飲食店・物販・サービス店舗などの用途に対応可能。2階は店舗利用のほか、ギャラリー、事務所、イベントスペースなど、多様な使い方が可能。
 店舗兼用住宅区画は2タイプ全5戸を用意。各タイプには「土間スペース」を設けている。5畳程の「土間スペース」に出店可能なプラン「なりわいタイプ」は全3戸。同タイプはこれから商いを始めたい人やチャレンジしたい人に向けたタイプ。土間の先は小上がりとなっており、1階の半分と2階が「居住スペース」となっている。面積は、51・09㎡が2戸、50・48㎡が1戸。間取りはいずれも1LDK。
 1階を丸ごと「土間スペース」とした「あきないタイプ」は全2戸。「土間スペース」に客席を設けるなど、より本格的な店舗運営が可能となる。2階は居住スペースで、面積は51・09㎡が2戸。間取りはいずれも1LDKとしている。




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