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「WAW虎ノ門アルセアタワー」開業 日鉄興和不動産のシェアオフィス8拠点目

2025.05.12 11:51
日鉄興和不動産(東京都港区)は7日、「虎ノ門アルセアタワー」内に会員制シェアオフィス事業の第8弾となる「WAW(ワウ)虎ノ門アルセアタワー」を開業した。運営はヒトカラメディア(東京都世田谷区)が担当する。
「虎ノ門アルセアタワー」は今年2月に竣工した複合オフィスビル。東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅、日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅からはデッキを経由して徒歩3分。建物は敷地面積約2万2500㎡、延床面積約18万㎡、地上38階地下2階建てで、オフィスのほかカンファレンスやフィットネスジム、11店舗からなるマルシェゾーンなどが入る。
「WAW虎ノ門アルセアタワー」は同ビル3階の916・59㎡を占める。約60席のオープンエリアは開放的なカフェスペース付きで、ライブラリーも併設。個室オフィスは1~18名用の37室を用意し、余裕を持たせた空間設計に加えデザインと機能を兼ね備えたチェアや昇降式デスクを採用。間仕切りを変更することで大部屋としての利用も可能な構造とした。また、会議室は10人用1室、6人用1室、4人用1室の全3室を用意している。
シェアオフィスの入居者には、ビル内の施設が利用できるメリットも提供する。隣接する「虎ノ門アルセアタワーコンファレンス」や2階にあるバイリンガル対応のコンシェルジュを利用できるほか、22階のスカイロビーに併設されたラウンジも貸し切りが可能。また、他のWAW拠点のサービスを一部利用することもできる。
WAWは2019年に開業し、会員数は法人・個人を合わせて4000件を超える。日鉄興和不動産では今回の拠点開設について、多様なオフィス機能を発揮するだけでなく、ビル内の他施設や他サービスとも積極的に連携を図りながら、エリアを訪れるすべてのワーカーが心身ともに健やかに過ごせる時間と空間を提供していくとしている。