週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
東京ビルヂング協会 第56回定時総会を開催
2025.04.28 11:44
東京ビルヂング協会(東京都千代田区)は4月21日、第56回定時総会を開催した。
定時総会では令和7年度の事業計画が承認された。「政策活動」の中で「税制・予算要望活動」の項目では、令和8年度税制改正・予算要望について、連合会と連携しながら、ビル事業の推進に必要な税制措置の延長・拡充等の要望、都市再生の促進、都市の防災性能の向上、地球環境問題への対応等に資する支援措置等の予算要望活動を展開するとしている。
また「政策課題解決に向けた活動」として、オフィスビル経営に関する法改正等への対応や、地球温暖化対策・省エネルギーに関する活動などを挙げるほか、中小ビル振興に関する活動として、中小ビル事業者会員に対して社会・経営課題について理解を深める講演会の実施や会員同士の意見交換の場を設けることを明記している。
本年度は役員改選期に当たり、現任の木村惠司氏が会長に再任した。定時総会の冒頭で挨拶に立った木村会長は「東京は、国際的な都市間競争が激化する中、世界から選ばれる金融・経済・文化都市を目指しています。都市としての防災機能の高度化、カーボンニュートラルに向けた環境対策、ウェルネスに配慮したオフィス空間の提案、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現など様々な政策課題に的確に対応していく必要があります。東京ビルヂング協会では、連合会の中核団体として、9つの委員会が中心となって、会員の英知とノウハウを結集しながら、ビル業界を取り巻く諸課題に取り組んでいきます」と述べた。