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「NTT小田原ビル」内にシェアオフィス 空きスペース生かし「BIZcomfort小田原」オープン

2023.08.07 11:13

 WOOC(東京都品川区)は、テルウェル東日本(東京都江東区)が貸主、東日本電信電話神奈川事業部(横浜市中区)が所有する「NTT小田原ビル」に、シェアオフィス「BIZcomfort小田原」を8月1日にオープンした。NTTグループが所有するビルを「BIZcomfort」へコンバージョンするのは初。
 立地は神奈川県小田原市栄町。「小田原」駅東口から徒歩5分に立つ「NTT小田原ビル」の1階部分。もともと電話局の営業窓口として使われていたスペースで、10年ほど空室のままだったものをシェアオフィスへとコンバージョンした。ビルを取り壊すことなく、既存の造りを生かしている。
 内部にはコワーキングスペース33席(うち固定席6席)、レンタルオフィス16室を用意した。24時間利用可能で、コワーキングスペースには一席ずつ区切られた集中できるブース、会議室、個室のレンタルオフィスなどを備え、Wi-Fi、電源、無料プリンターなどの設備が揃っている。
 会社員のテレワークスポット、フリーランスの仕事場、スキルアップや資格取得のための勉強の場などに利用できるほか、登記や住所利用もできるため、起業や法人化、サテライトオフィスなどにも活用できる。
 「BIZcomfort」は、WOOCが運営するシェアオフィス。フリーランスや副業、スタートアップなどの利用のほか、企業のサテライトオフィスとしても活用できる。関東・関西を中心に全国展開に向けて拡大しており、9月1日にはNTT保有ビルのコンバージョン第二弾として神奈川県厚木市の「NTT厚木ビル」内にオープンを予定している。
 WOOCでは、「小田原市内は移住によるテレワーク、起業なども期待ができる地域。さまざまなビジネスニーズに応えながら、小田原市の更なる発展に貢献する」としている。

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