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サンケイビルのコンパクトオフィスビルシリーズ第1号「S-GATE FIT八丁堀」竣工

2022.02.07 11:30

 サンケイビル(東京都千代田区)は先月31日、オフィスブランド「S-GATE FIT(エスゲートフィット)」シリーズの第1号物件「S-GATE FIT八丁堀」の竣工を発表。同日に先行内覧会を開催した。
 サンケイビルは2015年から、「『ひと』をオフィスの真ん中へ。」をコンセプトとしたミッドサイズオフィスビル「S-GATE」シリーズを展開してきた。これまでに計7棟を開発。1フロア100~200坪でのミッドサイズのカテゴリーを確立してきた「S-GATE」シリーズだが、今回開発された「S-GATE FIT」は1フロアの面積を100坪前後と設定。「Human centricな心配りと快適性」を継承しつつ、働き方の多様化や感染症対策、DX(デジタルトランスフォーメーション)等の幅広い要望へ応えるべく、1フロア1テナントを基準とする。
 新たに誕生した「S-GATE FIT八丁堀」は、東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅から徒歩2分のすずらん通り沿いに立地。地上9階、延床面積2171㎡で、基準階面積は約224㎡(67・83坪)。1階は店舗、2~9階がオフィスとなっている。執務室は木調のブラインドやパントリーを装備。個別空調システムにより、テレワーク等でのワーカーの在席状況に応じて節電にも貢献する。加えて執務室内への自然換気用窓を設置。空気は1時間に2回入れ替える(1人あたり毎時30㎡)機械換気システムを導入した。更にエレベーター操作の非接触化も行い、感染症対策にも注力する。
 入居者専用の屋上テラスでは、緑の設置やWi-Fi完備といった快適性と多様な働き方に応える。エントランスも執務室のブラインドと同様に木調を取り入れたデザインで、ニュースや天気予報等の情報を配信するデジタルサイネージを設置した。
 ちなみに徒歩1分圏内の新大橋通り沿いには「S-GATE八丁堀」が立地する。今後S-GATE FITシリーズは、9月に「(仮称)S-GATE FIT八丁堀2.」、23年5月に「(仮称)S-GATE FIT日本橋馬喰町」が竣工予定。引き続き積極的に展開していく。

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