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spacemotion エレベーター内メディア「エレシネマ」導入コストゼロ、新たなESG施策の貢献に

2021.09.13 12:17

 spacemotion(東京都千代田区)の展開するエレベーター内プロジェクターメディア事業「エレシネマ」が新たなESG施策として注目を集めている。同プロダクトは、プロジェクターを用いてエレベーターかご内に映像を投影するもので、従来のポスターやディスプレイ型のコンテンツ配信に比べて、高い視聴率が特徴だ。
 その高い視認性を生かして、spacemotionは新型コロナウイルス感染症予防や防災マップなど様々なコンテンツを放映してきたが、ESG施策のひとつとして導入するケースが増えているという。例えば、電力の可視化やエコ活動推進コンテンツを配信すれば、ビル利用者の節電・節水意識の向上に繋がり、自社で取り組むSDGs活動を放映すれば、企業イメージ向上の効果や管理システムとの連携を模索しつつテナントへの効果的な周知を通してテナントコミュニティ項目やリスクアセスメント項目での第三者認証にて加点目的での活用事例もも期待できるからだ。
 また、「エレシネマ」の設置費用はコンテンツを配信する広告主から補っているため、ビルオーナーは導入・ランニング・原状回復コストが掛からず、ESG施策として取り組みやすい。さらに、放映コンテンツもspacemotionが作成・更新等のサポートを行い、オンライン上で簡単に掲出・削除もできるため、ポスターなど従来のメディアに比べて、管理工数の削減に繋がるのが利点だ。
 同社は「現在、大手投資法人を始め、多くの企業様にESG施策、DX施策のひとつとして設置頂いております。本サービスが、社会貢献活動や物件の更なるバリューアップに寄与できるよう、今後もサービス向上に努めていきたい」としている。

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