週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

伊藤忠、伊勢原市に物流施設を開発

2020.10.05 11:09

 伊藤忠都市開発(東京都港区)と伊藤忠商事(東京都港区)は共同で、神奈川県伊勢原市において、物流施設「(仮称)アイミッションズパーク厚木2」を開発する。
 同物件は、敷地面積7581㎡、延床面積1万5482㎡、鉄骨造、地上4階のマルチテナント型。1フロア約1100坪、有効天井高5・5㎡、積載荷重1・5t/㎡と標準的な仕様を備えた。9月に用地取得を完了し、着工は2021年5月、竣工は2022年7月を予定している。
 開発地は、伊勢原市が目指す「新たな産業基盤の創出」として進めてきた東部第二土地区画整理事業の一区画で、東名高速道路・小田原厚木道路「厚木」ICから約3km、新東名高速道路「厚木南」ICから約2・5kmに立地。主要幹線道路(県道22号、国道246号)とのアクセスも良く、広域配送拠点及び神奈川県内への配送拠点として好立地の物流集積地だ。
 新東名は3月に伊勢原JCT~伊勢原大山IC間が開通し、2020年度には御殿場IC~御殿場JCT間、2021年度に伊勢原大山IC~秦野IC間、2023年度に秦野IC~御殿場IC間が開通予定。東名高速の渋滞緩和効果が期待されるとともに、東西交通の利便性の大幅な向上が見込め、同件立地の魅力もさらに高まると予測されている。
 伊藤忠都市開発は伊藤忠商事と共同で、総プロジェクト数6件、総延床面積約13万㎡と、積極的に物流施設の開発を進めている。旺盛な需要を背景に、総合デベロッパーとしての不動産開発ノウハウと、総合商社として多岐に渡るビジネス領域や商流に携わっている伊藤忠商事の強みを活かし、魅力ある物流施設の開発を行っていくとしている。

PAGE TOPへ