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三菱地所 福岡天神「イムズ」建替えはポスト・コロナを核とした計画に

2020.09.23 13:57

 三菱地所(東京都千代田区)は、福岡市中央区天神で推進している商業ビル「イムズ」の建て替えプロジェクトにおいて、ポスト・コロナ時代におけるワークスタイル・ライフスタイルの変化を転機ととらえ、感染症対策を踏まえた安全・安心なまちづくりと、高付加価値なビルへの機能更新とを両輪で推し進めると発表した。
 プロジェクトの感染症対策の具体的な内容については、先月27日に福岡市より発表された「世界に先がけた感染症対応シティ」を目指すまちづくり方針に則り詳細を検討する。ハード面では換気・非接触・身体的距離の確保・通信環境の充実といった感染症時代に求められる取組みを実施するとともに、3密(密閉・密集・密接)の回避に有効とされる、ゆとりある空間づくりや、周辺の公共的空間と連携したオープンスペースの整備に取り組む。
 同社が考えるポスト・コロナ戦略では、1万5000人のオフィスワーカーのアンケートからポスト・コロナ時代のワークスタイル像を抽出しており、企業・個人が場所や時間を柔軟に選択する働き方が急速に進むことを予想している。
 同社は福岡都市圏においてもこうした変化が進んでいくものと考えており、従来のオフィスへの変革ニーズに応えるとともに福岡に新たなニーズを呼び込むため、イノベーションや価値創造につながる高度なオフィスの供給、来街者がフレキシブルに利用できる空間づくりなどを通して、福岡市が推進する「天神ビッグバン」に大きく貢献するプロジェクトだとしている。

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