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住友不動産新宿セントラルパークタワー竣工 中低層フロアの高級賃貸レジも入居開始

2019.11.05 16:06

 住友不動産(東京都新宿区)は、西新宿六丁目において開発を進めていた超高層オフィスビル「住友不動産新宿セントラルパークタワー」を竣工させた。
 「住友不動産新宿セントラルパークタワー」は、住友不動産が西新宿六丁目エリアで進めてきた双子の開発の一つ。超高層ビル群と十二社通り以西の密集住宅地に挟まれた同エリアでは、狭隘な道路に囲まれ細分化された住宅や低未利用地が多く、空き地や空き家、駐車場が散在するなど、土地の高度利用や防災上において多くの問題を抱えていた。
 住友不動産は、隣接する再開発街区「新宿セントラルパークシティ(西新宿六丁目西第6地区第一種市街地再開発事業)」を先行して開発していたが、都市基盤整備によって前面道路が8mに拡幅されたことを突破口に、二つ目の開発となる「住友不動産新宿セントラルパークタワー」も急速に進展。両街区を共に同社が手掛けたことで、都市再生のスピードを加速させることができたと言えよう。
 今般、竣工を迎えた同ビルは地上33階、延床面積約6万㎡の大規模かつ高性能なオフィスビルだ。都営大江戸線「都庁前」駅、東京メトロ丸の内線「西新宿」駅から徒歩約5分、「新宿」駅からも徒歩圏内。機能的なレイアウトを実現しやすいスクエアな貸室は1476㎡(446坪)と広大。天井高3mを確保し、天井から足元近くまでの大きな窓が開放感を演出する。1フロアを39ゾーンに分け、ゾーン毎に空調のオンオフ・温度調節・冷暖房切り替えが可能な完全個別空調など、機能的なゾーニングを実現している。
 併せて建物足下の敷地内に歩道状空地や、災害時の一時避難所となる広場空間を整備。分断されていた歩行者ネットワークの強化を図るとともに、賑わいや回遊性の向上、憩いの場として地域に開かれた空間を提供するなど、周辺街区との連携・調和も生み出した。
 また、周辺地区で「業務」と「住居」の調和がとれた街づくりが期待されている中、同ビルではオフィス階(11階~32階)の下の中低層階(4~9階)を、賃貸マンション「ラ・トゥール新宿アネックス(102戸)」として開発。30~72㎡(1K~2DK)のコンパクトタイプが中心で、すでに入居も始まっている。
 同社は今後も、主要ビジネスエリアである西新宿において「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業」や「新宿住友ビル全天候型イベント空間創出」などの事業を通じ、エリアの更なる発展と魅力向上、そして、災害に強い街づくりに貢献していきたいとしている。


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