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三井不動産の「(仮称)OH-1計画」正式名称は「Otemachi One」に

2019.10.21 14:05

 三井物産(東京都千代田区)と三井不動産(東京都中央区)が、東京都千代田区大手町一丁目2番地区で共同ですすめている「(仮称)OH-1計画」の正式名称が「Otemachi One」に決定した。
 三井不動産が大手町エリアで大規模複合開発に取り組むのは初。名称は「大手町『一丁目』から世界に向けて新しい価値観を発信し続ける『オンリーワン』の街としていく」という思いを込めた。
 計画では2万900㎡の敷地に地上39階地下5階の「Otemachi One タワー」と地上31階地下5階の「三井物産ビル」の2棟を建設。延床面積は36万㎡に迫る。
 「Otemachi One タワー」にはオフィスとして賃貸するほか、高層部には「フォーシーズンスホテル東京大手町」が入居する。客室数193室のラグジュアリーホテルの39階には優れた眺望を望むレストランやバー、プール付きのスパを備え、3階には結婚式や大規模ミーティングも可能なボールルームと会議室を設置する。
 オフィスフロアは基準階面積3730㎡と、エリア最大級の面積を確保。10mの天井高をもつエントランスは、最大8つの専用受付や専用ロビーが設置可能。またワーカーが求めるワークスタイルやライフスタイルを支える各種アメニティを用意。5階にワーカー専用のサービススペースを設ける。テイクアウトの事前予約や医師が考案した健康メニューを提供する食堂や、コワーキングスペース、フィットネスも整備する。またワーカーのさまざまな要望に応えるコンシェルジュカウンターでは、レストランの予約や家事代行の手配、ネイルケアといった個人的なニーズにも対応する。さらにエグゼクティブ向けとして、車寄せから専用エレベーターから移動できるVIP用の導線を確保。39階には専用のラウンジも設ける。「フォーシーズンスホテル東京大手町」とも連携し、ホテルの各種サービスも利用できる。
 三井物産本社が入居予定の「三井物産ビル」には、低層部に「大手町三井ホール」がオープンする。700㎡の多目的ホールと380㎡のホワイエからなり、国際会議から商品発表会、音楽ライブなど幅広い用途に対応する。ホールの皇居側はガラス張りとした。皇居の自然を満喫できるつくりとした。
 地下鉄と直結する地下部分には、商業店舗が連なる「Otemachi One Avenue」を開設。飲食店のほか、託児所やクリニック、ランニングステーションなどワーカー向けの施設も整備。合計30店舗が入居する予定。
 安全・安心にも配慮し、中圧ガスによる発電が可能なガスコジェネレーションシステムを導入。ガスの供給が止まっても72時間運転可能なオイルも備蓄する。制震ダンパーや地域冷暖房施設も備えるほか、2400人が一時滞在可能な4000㎡の帰宅困難者受入施設、2万2000食を備蓄できる250㎡の防災倉庫なども完備する。
 敷地の西側は皇居の緑とも連なる広場「Otemachi One Gaden」を整備。地域固有の在来種を用いた植栽や水辺空間を形成する。
 建物の竣工は2020年2月を予定している。


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