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丸井と住友林業が業務提携 空間プロデュース領域等で協業

2019.05.13 17:53

 丸井グループと住友林業が業務提携契約の締結を発表し、商業施設などの空間プロデュースにおいて、双方のノウハウを組み合わせていく。施設建築を一貫して手掛けることが可能になる。加えてサービス分野での協業も図っていく方針だ。

 丸井グループ(東京都中野区)と住友林業(東京都千代田区)は丸井グループの完全子会社のエイムクリエイツ(東京都中野区)株式の40%を住友林業に譲渡することについて合意。両社グループの各事業での協業に向けて業務提携契約を締結した。今後は双方の強みを生かして、空間プロデュース事業等に取り組む。
 空間プロデュース事業とは商業施設などについて地域特性やコンセプトに沿った空間を総合的にプロデュースし、付加価値を高めた施設を生みだす事業。両社の協業により、同事業において住友林業グループの強みである建築の設計・施工ノウハウや資材調達力と、エイムクリエイツの商業施設のプランニングや内装デザイン・施工等のノウハウを組み合わせ、施設建築を一貫して手掛けることが可能になる。住友林業はエイムクリエイツのノウハウを活用することにより商業施設や保育・介護施設といった非住宅建築分野での強化を図り、エイムクリエイツは住友林業が手掛ける施設の内装工事受注等による業績拡大を目指す。
 またサービス分野での協業も図る。住友林業グループが管理する賃貸不動産において、丸井グループ子会社のエポスカードの家賃保証サービスを拡充。更に起業提携カードの発行を含め、顧客の利便性やマーケティングに資する取り組みも検討する。これ以外にも再生可能エネルギー分野で協業も図っていく。

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