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イオンモール新たな事業へ第一歩 オフィス併設型商業施設を開設へ

2019.04.15 12:55

「(仮称)ノリタケの森プロジェクト」2021年秋オープン目指す
 イオンモール(千葉市美浜区)が、オフィス複合型商業施設開設へ向けて動き出した。
 同社は新たな国内需要の発掘を実現する施策として、これまで取り組んできた商業施設開発とは異なる新たなビジネスフォーマット「働く人と企業を支えるオフィス複合型商業施設」を構築し、その1号店として愛知県名古屋市西区則武新町に出店する。
 計画地は「名古屋」駅北東1kmに位置する敷地面積約5万7000㎡。周辺は2027年開業予定のリニア中央新幹線に向けた開発計画が進み、今後も大型開発が予定されるなど、企業の拠点集約・移転や人口増加が見込まれる有望なエリア。また計画地は年間約31万人が来場する複合施設「ノリタケの森」と隣接し、豊かな自然環境を有する稀有な立地であるとともに、徒歩圏内には「トヨタ産業技術記念館」も立地するなど、産業文化エリアとして国内・海外から人気が高まっている。森を望むこだわりの飲食店など時間滞在型施設を導入することで、そこで生活する人々、観光客、ビジネス来訪者にショートトリップを感じる特別な日を提供する。
 施設のコンセプトは「コモンベース」。来街者、都市生活者、そしてオフィスワーカーが自らの暮らしを磨くモノ、コト、ヒトに出会うことができる名古屋の新しい生活基盤を目指す。
 オフィス部分は、働く人のONもOFFもトータルで充実させることで働く人の生産性向上に貢献する。また大規模なフロア面積や駐車場も備えることで、企業の拠点集約等の働き方改革にも応える。都市部立地ならではのユニークな時間消費機能を備えつつ、単身生活者が多いマーケット環境に対応する「ネイバーフッドセンター(小商圏をターゲットとする商業施設)」としての機能も兼ね備えた都市拠点を目指すとともに、オフィスワーカーの昼食ニーズや健康サポートにも対応。働く場とサービス・環境を融合した、新たな「オフィス複合型商業施設」を創造し、働く人側の目線から、企業の「働き方改革」を支える。
 同社は都市型モールとしての文化性・利便性に加え、ビジネス拠点集約・移転需要も取り込むことで、新たなランドマークとして名古屋の魅力度向上に寄与できる複合型施設づくりを目指す。
 開店予定日は2021年秋となっている。

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