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排水圧送ポンプの新製品「サニキュービック2クラシック」

2018.04.23 14:25

床下に配水管を配管することなく短工期・低コストで排水設備を設置可能
SFA Japan アカウント・マネージャー 池宮城悟史氏
 SFA Japan(東京都中央区)は、創業から60年の歴史を持つフランス発祥の排水圧送ポンプのメーカー。全世界で累計1000万台以上の販売実績を持ち、「バッキンガム宮殿」やヨーロッパ最古のカフェ、国内では「東京ミッドタウン」などへの導入事例を持つ。そして同社は来月から、排水圧送ポンプの新製品「サニキュービック2クラシック」を販売する。
 特長は床下に排水管を配管することなく、かつ勾配の取れない場所でもポンプの力で排水ができること。排水を汚水マスや既存の排水管まで細い管で送りだすことができ、大掛かりな工事を施すことなく簡単に設置可能だ。従来必須であった排水管敷設のための床の「はつり」や「かさ上げ」も不要になることから、施工費も低価格に抑えられ、かつ工期も短縮。設置に伴う費用が他社のサービスよりもリーズナブルに済む。
 もちろん、この排水圧送ポンプはテナントビルでも同様に活用可能。各階テナントの水まわり設備の排水を、天井裏にポンプアップして排水立て管に接続することもできる。この点においても施工費は従来よりも割安で済み、見た目もすっきりとして場所を取らない。ビルオーナーとテナントの双方にとってメリットの高い製品である。
 またテナントニーズへの対応策としても好評である。例えば、入居希望の商業テナントがあったとする。が、入居を希望するフロアは元々用途がオフィス向け。排水設備も整っていないため、後にテナント側から断られるケースがあるそうだ。他にも、入居後に排水設備を新たに作りたいと依頼された場合もあるという。テナントが入居後に、排水設備が足りていないという課題が見つかり、ビルオーナーに依頼するケースだ。店舗スタッフ用と来館ゲスト用にトイレが分かれていないため、新たに造った事例もある。
 アカウント・マネージャーの池宮城悟史氏は「その様な依頼・課題を『サニキュービック2クラシック』は解決できます。シンク、手洗い器、冷蔵ショーケースなどのドレン処理も、水まわりのレイアウトも含めて解決可能です。ビルオーナー側が知っていれば入居テナント募集の際に様々なニーズに対して提案もでき、かつ入居後のトラブル等々も防げると思います」と語る。
 施工期間は約1日で済むことが多く、定期メンテナンスも不要。新たな排水設備を設ける際には、維持費も掛からない「サニキュービック2クラシック」を導入しては如何か。

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