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清水建設 みなとみらいに延床約10万㎡のオフィスビル開発

2016.04.04 14:23

総投資額550億円は同社最大規模
 清水建設(東京都中央区)は投資開発事業の一環として横浜市西区のみなとみらい21地区内に延床面積約10万㎡の大規模賃貸オフィスビルを開発する。総投資額は約550億円で同社の開発プロジェクトとしては過去最大規模となる。
 建設地は、横浜市が開発事業者を公募した「みなとみらい21中央地区54街区」で同社が開発事業予定者に選定された。同街区は、みなとみらい線「新高島」駅の直上かつJR「横浜」駅から徒歩7分(ペデストリアンデッキで接続)、羽田空港まで約30分と交通の便に恵まれた場所に位置する。計画では、平成29年3月頃に土地売買契約を締結し、同年夏頃の着工、平成31年度内の竣工を予定している。
 同プロジェクトは平成26年5月に開業した「横浜アイマークプレイス」に続く、みなとみらい地区における同社の大規模賃貸オフィスビル開発の第2弾となる。計画では「横浜アイマークプレイス」に導入した平常時の環境対策と非常時の事業継続性を融合したecoBCP機能を一層充実させるとともに、幅広いテナントニーズに応えるため、研究開発施設やショールーム等、多様な利用方法が可能な設備計画を採用する。さらにカンファレンス施設、託児施設等の利便施設も設け、賃貸オフィスビルとしての競争力を確保する。
 環境対策に関しては全館LED照明、太陽光発電等の採用により省エネルギー化を図るとともに、テナントと一体となって省エネに取り組むため、エネルギー可視化システム等を導入しCASBEE(建築環境総合性能評価システム)の最上位・Sランクの取得を目指す。また、非常時の事業継続性(BCP)の観点からは、免震構造の採用により建物の安全性を確保するとともに大規模災害時の停電に備え、共用部はもとよりテナントにも約72時間、一定の電力を供給できる非常用発電設備を設置する。
 賃貸オフィスビルとしての特長は1フロア約1400坪の大空間を確保し、フレキシブルなオフィスレイアウトを可能にしている点にある。低層部にはオフィスワーカーを支援し、周辺地域の利便性を高める店舗を誘致する。さらに敷地内には緑豊かな広場を設け賑わいを創出し、地域への貢献を図る。非常時にはカンファレンス施設を開放し帰宅困難者の受け入れ、防災備蓄品・災害情報の提供を行う等、地域との結びつきを大切にしたオフィスビル開発を目指す。
 同プロジェクトでは総合建設会社の強みである技術力を生かし、クリエイティブな企業活動を支える次世代のワークプレイスづくりに取り組み、今後のオフィスビル開発に展開していく。


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