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東京都/虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合 虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業

2016.01.11 17:03

東京都、市街地再開発組合設立を認可
 国家戦略特別区域法に基づく国家戦略都市計画建築物等整備事業である虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業は6日、市街地再開発組合の設立について東京都知事の認可を受けた。施行地区は、「虎ノ門ヒルズ」の北側に隣接する東京都港区虎ノ門一丁目17番~20番の約1・5haで、新設される日比谷線新駅とも地下歩行者通路で接続する予定。2019年度の竣工を目標に、事業を推進していくという。
 開発では就業者・住民の憩いの場や地域の交流拠点となる街区公園の整備や国際的ビジネス拠点を整備し、高規格オフィスや周辺に集積する高度な都市機能と連携したビジネス支援施設を整備することで新たな産業の創出と国際競争力の強化を図る。また、新たな交通結節拠点の形成としてバスターミナルを整備し、臨海部や国際空港等へのアクセスを強化する。周辺地区と東京地下鉄銀座線「虎ノ門」駅、日比谷線「虎ノ門新駅(仮称)」を結ぶバリアフリーに配慮した地下歩行者通路の設置や同地区と虎ノ門ヒルズの歩行者デッキによる接続など、虎ノ門地域における安全・安心な広域的歩行者ネットワークの形成を予定している。事業区域内には、災害時の事業継続を支援する設備や、帰宅困難者の受け入れ可能な施設を整備し、地域全体の防災機能の向上も視野に入れている。
 同事業には、参加組合員として森ビル(東京都港区)、西松建設(東京都港区)、京阪電気鉄道(大阪市中央区)、東京都市開発(東京都千代田区)が参画する。今後は平成28年度の権利変換計画認可、本体工事着手、平成31年(2019年)度の竣工を目標に事業を推進する。

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