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サンフロンティア不動産 上海春秋投資管理との業務提携に合意

2015.11.16 16:12

 サンフロンティア不動産(東京都千代田区)は、上海春秋投資管理有限公司(以下春秋投資)と、日本ホテル事業におけるアライアンスパートナーとして提携することに合意した。
 業務提携の理由として、同社急拡大するインバウンド需要に応え、アジアの成長を日本に取り込むことを成長戦略の一つに掲げており、そのような事業活動を通じて社会に貢献し、長期的かつ継続的に企業価値を高めていくことを経営の重要な指針としている。
 観光・旅行事業を中国及び日本で展開する春秋グループと連携することにより、旅行需要に対応する不動産活用という、新たなかたちでの付加価値創出に取り組むこととした。業務提携先である春秋投資は、旅行・航空事業を営む春秋グループにおいて、旅行関連不動産への投資及び旅行関連事業を運営する会社として、今年6月に上海自由貿易試験区に設立された。
 同社は、同提携を通じて、同社の不動産再生力、同社の社是である「利他」の制震、春秋グループの中国人旅行客の日本への集客力を複合的に組み合わせ、訪日客をメーンターゲットとする「和を楽しむ都市型ホテル」の展開を加速することを目指す。
 同社は「利他」を社是とし、愛と誠と調和の心を大切に、倫理観や規範、人としての正しさを判断基準に、不動産再生事業を通じて幸せな社会の実現に貢献できるよう努めている。また、春秋グループは、「努力、先見性、勤勉、報恩」を経営理念とし、安全運航の確保を第一に掲げ、誰もが手軽に楽しめる海外旅行を広く一般国民に提供することにより、利用者の利便性の向上と地域経済の活性化に貢献する。さらに同グループは、より多くの中国人観光客に日本各地を訪れてもらうことが日本各地の経済の発展をもたらし、ひいては政府の進める観光立国の実現に大きく貢献することを望んでいる。
 両者の経営理念、企業哲学は共鳴する部分が多く、一体となって社会に貢献し得るホテル事業を展開することができるものと期待している。同社グループと春秋グループとは、アジア各国の人々に喜ばれ愛されるホテルとなるよう、互いに協力していく。

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