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LIXIL 空気清浄機能を搭載した熱交換換気システム

2015.08.31 10:32

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(東京都千代田区)は、「Let's change the air」をコンセプトに、熱交換換気システムに空気清浄機能を搭載したハイブリッド換気システム「エアマイスター」を来月1日から全国で発売開始する。
 現在、建築基準法により原則全ての建築物に24時間換気の設置が義務付けられているが、花粉やPM2・5などで汚染された外気が侵入することや、冬は冷たい、夏は暑い空気が流入することを理由に、運転を止めてしまうケースが多々あるのが実情だ。一方、健康意識の高まりから多くの人が居室に空気清浄機を置いているが、空気清浄機では除去できない物質があるほか、床置きのための設置スペースを取るなどの問題点がある。
 「エアマイスター」はこうした問題を解決するために開発された、歓喜と空気清浄機それぞれの強みを併せ持つ、ハイブリッド換気システムだ。
 業界トップクラスとなる87%の熱回収率により、換気による熱の流入出を最小限に抑えながら、ペット臭・介護臭、生ゴミ臭などの生活臭だけでなく、空気清浄機では除去できないCO2や一酸化炭素なども効率的に排出する。また、外気を室内に取り込む際は、2層構造のフィルターで花粉はもちろん、1・0~2・5マイクロメートルの微小粒子を95%捕集する。さらに屋内吸気口には「プラズマクラスター」も搭載している。床スペースを取らない壁掛け式で、屋外に面した壁に縦横自在に設置可能。そのほか、業界初の機能として手入れの手間を省くプレフィルターの「自動クリーニング機構(特許出願中)」や、外気温・室温をモニターして自動で最適な省エネ運転を行う「自動省エネ運転機能」、照度センサーによる「自動静音運転」など、使用者に配慮した様々な機能も搭載している。
 LIXILでは、今後も住宅の省エネ化や空気環境の向上を実現する新たな商品の開発を通じて、快適な住まいづくりのサポートをしていくとしている。

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