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日本郵便 「博多」駅前で開発中のビルの名称が「KITTE博多」に決定

2015.08.03 11:23

 日本郵便(東京都千代田区)は、「博多」駅前に所有する敷地(福岡市博多区博多駅中央街)にて建設計画を推進している「博多駅中央街SW計画(仮称)」の建物名称を「KITTE博多」に決定した。また、キーテナントとして出店が決定している丸井グループ(東京都中野区)においては、九州初出店となる店舗名称を「博多マルイ」に決定した。
 建物名の「KITTE」は、切手を貼る郵便として大切な人に想いが届くのと同じように、商品やサービスに「KITTE」という付加価値を加えることで、それらに込められた想いまでもきちんと届けることができる施設でありたいという気持ちが込められている。「KITTE博多」ではキーテナントとして出店が予定されている「博多マルイ」のほか、福岡大学が「福岡大学博多駅メディカルセンター(仮称)」を開設する。同施設では、女性を総合的に診る「女性医療センター」、東アジアの玄関口として将来に向けたインバウンド医療観光を推進するための国際的な検診・予防医学などを提供する予定で、スポーツ科学部を含めた健康増進のための指導も行われる。女性医療センターでは、女性専門医による女性診療を実施。受付・パウダールームを女性専用に設ける。プライバシーにも配慮がなされており、安心して診療を受けることのできる施設づくりを行うとしている。
 また、結婚式場・レストランを運営するALL FOR ONE.(京都市中京区)が、駅直結の交通利便性を生かし、3つのデザインの異なるバンケット(着席で最大210名の披露宴が可能な大バンケット含む)とチャペルを備えた結婚式場「ハカタギ グランヒューリ」を出店する。施設名称の「ハカタギ」とは地名の「博多」と郵便の「はがき」を組み合わせた造語で、親族や友人に対して新たに家族を築く報告と感謝の意を「伝える」という結婚式の意義と、郵便の役割(伝える)を親和させた言葉であるとしている。

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