週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

三菱地所/ラブテリ 丸の内で働く女性の生活習慣に関するアンケートを実施

2015.06.22 11:16

朝食欠食率は全国平均を上回る36%
 三菱地所(東京都千代田区)と一般社団法人ラブテリ(東京都中央区)は、約23万人が働くオフィス街・丸の内を通じて女性の未来と健康を支援する「Will Conscius Marunouchi(ウィル・コンシャス・マルノウチ)」プロジェクトの一環として、昨年9月より毎月第4金曜日に「まるのうち保健室」を開催。この取り組みでは参加者1022名の中から20~30代の女性就業者749名を対象とした健康測定、生活習慣に関するアンケート調査を実施した。この調査は「女性の健康」を応援しようという趣旨のもとに実施。女性の社会進出が国の成長戦略の一環となり、「就業女性」が注目を集める今、20~30代の働き盛りの就業女性世代の現状が浮き彫りとなった。
 調査結果によれば、1日の平均摂取エネルギーは1479キロカロリーで、同世代女性に必要なエネルギー(2000キロカロリー)、平成25年度国民・健康栄養調査の平均摂取エネルギー(1628キロカロリー)を下回る低エネルギー摂取状況が判明。エネルギー摂取不足の主な原因は朝食の欠食で、就業時間が長引くほどアルコール、油物の摂取量が増え、翌朝の朝食欠食率が高まる傾向にあることが分かった。なお、朝食欠食率は全国平均の19・5%を大きく上回る36%であった。
 この結果を受け、丸の内では女性の食生活改善と朝食摂取の促進サポートの一環として、今月9日より「丸の内ビルディング」1階の「Marunouchi Cafe×WIRED CAFE」にて和食をテーマとした朝食メニューの提供を開始。まるのうち保健室に参加した約1000名の働き女子からの「おいしい和食の朝ごはんを食べられる場所が欲しい」というリクエストに応えた特別限定メニューを展開中である。このプロジェクトは、今後も「まるのうち保健室」を通じて正しい食生活を送るための健康・食事指導や女性の叶えたい身体づくりのサポート、身体の悩みのカウンセリングなど、女性が長く健やかに働ける健康づくりを応援するとしている。

PAGE TOPへ