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高松建設 西宮で初の「長期優良住宅」認定を取得

2014.09.01 16:56

 高松建設(大阪市淀川区)が兵庫県西宮市門戸荘において建設した賃貸マンション「ブライドロード西宮」が平成21年6月に施行された「長期優良住宅」の認定を、西宮市内の賃貸マンションで初めて取得した。
 長期優良住宅認定は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅の普及を促進することで、環境負荷の低減を図るとともに良質な住宅ストックを将来世代に承継することを目的としており、耐震性や省エネルギー性など複数の性能に関して国が定める基準をクリアした住宅のみに与えられる認定制度である。現在においても賃貸マンションにおける「長期優良住宅」の認定取得は珍しく、入居者にとって安心・安全・快適といえる同物件は、あまり動きのない入居時期にも関わらず竣工後即満室となり、入居者の関心の高さが伺われた。
 「ブライドロード西宮」は阪急電鉄今津線「門戸厄神」駅より徒歩1分に位置し、敷地面積は1079・44㎡、延床面積は2019・09㎡、総戸数は27戸である。同物件は建築基準法レベルの1・25倍の地震力にて設計を行い、高い耐震性を実現するとともに、Low―Eガラスの採用など省エネルギー対策等級では「最高ランク4」の高い省エネルギー性を実現している。「ブライドロード西宮」は同社設計・施工の賃貸マンションにおいても初の長期優良住宅認定物件であり、現在名古屋市内にて計画中の1物件も認定申請予定となっている。同社では建築費の増加はあるものの、入居者の関心が高い性能を付加したこの認定制度を今後も積極的に提案するとしている。

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