週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

グリーンビルディングジャパン 五輪に向けたLEEDの役割をテーマにセミナー開催

2014.05.26 12:08

 世界的な環境認証評価制度「LEED」の普及を目的に昨年2月に設立されたグリーンビルディングジャパン(東京都千代田区、以下GBJ)は、セミナーイベント「GBJシンポジウム2014 オリンピック・パラリンピックにおけるグリーンビルディングの役割」を開催する。  同セミナーでは、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいてLEEDがどのような役割を果たすのか、また、オリンピックに限らず機構変動対策の観点から世界の大都市はどのようにリーダーシップを発揮しようとしているのか、この2大テーマについて講演を行う予定だ。講演者はLEEDの本部である米国グリーンビルディング協会(以下USGBC)のナンバー2、チーフ・オペレーティング・オフィサーのMahesh Ramanujam氏をはじめ、世界グリーンビルディング協会のJane Henley氏、GBJの設立パーティにも参加したUSGBCの国際担当ヴァイスプレジデントJennivine Kwan氏。さらに東京都環境局からCASBEE国際委員会の幹事を務める西田裕子氏、横浜市の温暖化対策統括本部環境未来都市推進担当理事の信時正人氏も講演を行うなど、豪華な顔ぶれだ。  東京五輪の関連施設では国内の認証制度であるCASBEEが活用される方針だが、GBJの共同代表である平松宏城氏(CSRデザイン&ランドスケープ代表取締役)は「『サステナビティ』を最重要事項の一つと考える最近のオリンピック開催ではLEEDをはじめとする環境性能認証の存在感が高まっています。平成20年の北京では選手村の開発でLEEDエリア開発版を取得したことを契機に、平成24年までに建物版LEEDの申請登録件数は1000件以上にまで急増しています。また、リオの五輪関連施設はLEEDと自国認証PROCEL(プロセル)の両方の取得を目指して開発が進められています。世界的に認知度の高いLEEDを用いることで、海外への発信力を高めようとする意図がそこにはあります」と説明する。  セミナー開催は6月23日(15時30分~20時30分)。「汐留ビルディング」24階のTOTO社員食堂「FLATO(フラット)」。定員200名(事前申し込み)、参加費は3000円。申し込みはGBJホームページより。

PAGE TOPへ