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パナホーム/三井不動産レジデンシャル 総区画約600戸のスマートハウス販売開始

2014.02.17 10:38

 パナホーム(大阪府豊中市)と三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、神奈川県藤沢市南部に位置する、約19haに及ぶパナソニックグループ工場跡地で進めている、藤沢市およびパナソニック(大阪府門真市)とFujisawa SST協議会によるスマートシティ・プロジェクト「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(以下、Fujisawa SST)」の戸建街区(約600区画)において、パナホーム「パナホームスマートシティFujisawa SST」34戸、三井不動産レジデンシャル「ファインコートFujisawa SST」28戸の第1期販売を2月15日より開始した。
 開発区域は海や川からの風を街区内に取り込む街路設計で、各住戸間には総延長約3kmの歩行者専用道路を設け、住戸間隔も約1・6m以上あけるなど、「ゆとり」を街づくりのルールとして採用。各住戸の屋根には大容量の太陽光パネルを設置し、街全体で約3メガワットの発電を計画し、風と光を遮らないタウンデザインを実現している。また、「Fujisawa SST」では、ネットワークを使った先端サービスを利用できるコミュニティ・プラットホームを提供する。家庭のエネルギー使用量の確認をはじめ、モビリティサービスの予約、コミュニティ内での情報交流等の各種サービスを居住開始日から利用できる。
 「Fujisawa SST」は、戸建住宅、集合住宅、商業施設、健康・福祉・教育施設等を建設予定とした、2018年(平成30年)完成予定の大規模開発事業。ランドオーナーであるパナソニックおよびパートナー企業の出資によるタウンマネジメント会社「Fujisawa SSTマネジメント」を平成25年3月に設立。今年4月の街びらきに合わせ、セキュリティサービス、モビリティサービスが開始される予定になっている。また、地縁団体となる「Fujisawa SSTコミッティ」も発足し、様々な街のイベントも開始される。

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