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グランフロント開発事業者12社 大阪駅前広場の名称は「うめきた広場」に

2013.02.25 17:08

 「大阪」駅北側で建設がすすむ大規模再開発「グランフロント大阪」。地元の期待も高まるなか、4月26日のまちびらきに先立ち、20日にはオープンスペースの名称が発表された。
 「大阪」駅北口正面に位置する広場の名称は「うめきた広場」(都市計画名称・大阪北口広場)。同広場は公共用地だが、計画・整備・運営を実施するのはグランフロントの開発を行う民間業者12社。大阪における「新しい公共」のモデルケースでもある。約1万㎡の同広場には水都大阪をイメージした水景などを整備するとともに中央にはミスト噴出装置を設置し、ヒートアイランド減少の緩和を図る。関西・大阪の風物詩となる祭りやイベントを定期的に開催し、大阪の顔となることを目指すという。
 「うめきた広場」に面した2階建ての建物は「うめきたSHIP」。1階にはカフェが出店し、広場で行われるイベントや景色を楽しみながら食事ができる。2階には約270㎡の多目的ホール「うめきたSHIP HALL」を整備。広場との一体的なイベントの開催も視野に入る。
 JR「大阪」駅から直結するデッキに建つ南館の入り口にそびえ立つシンボル柱は「ウィシュボーン」。地下1階から地上7階までをつらぬく柱の全高は約43mで、待ち合わせスポットとしても機能しそうだ。
 南館屋上および北館9階には合計1万㎡を超える屋上庭園「テラスガーデン」、北館北側の地上部にも庭園「ザ・ガーデン」を整備する。また南館と北館の間を東西に横切る「けやき並木」や敷地西側には幅9mの「せせらぎのみち」、さらに全長500mの「いちょう並木」なども整備する。

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