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環境省 省エネ照明デザイン賞に渋谷ヒカリエなど

2013.01.21 16:30

 1月15日、東京都千代田区の「日経ホール」で、「省エネ・照明デザインアワード2012」の表彰式が行われた。優れた省エネ効果と高いデザイン性の両立を達成している施設を表彰する同賞は環境省が毎年実施しているもので、平成24年度は昨年8月より募集を開始。68件のなかから部門ごとにグランプリと優秀事例が選ばれた。
 「公共施設・総合施設部門」のグランプリを受賞したのは「東京むさし農業協同組合本店」。竹かごのようなデザインによる外光利用や、照明の演出により1日のサイクル(サーカディアンリズム)を再現し、オフィスワーカーに配慮した点が評価された。「商業・宿泊施設部門」のグランプリ、「渋谷ヒカリエShinQs」は、施設内に4つの環境テーマを設定し、多彩な照明空間をオールLEDでデザインした点が受賞につながった。「まち、住宅、その他部門」では「東京スカイツリー」周辺の押上・業平橋駅周辺地区の公共施設(道路・交通広場・街区公園)が受賞。和の感覚を生かし、まちの景観に配慮したやわらかな照明デザインが受賞理由となった。
 授賞式後には照明デザイナー・石井幹子氏による基調講演やパネルディスカッションも開催。会場ロビーでは省エネ照明製品の展示なども行われた。

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