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REB-1000社の会 菅直人首相が登壇しエネルギー政策の動向を語る

2012.07.09 15:02

 SD建築企画研究所(東京都渋谷区)は、平成19年より建設・不動産関連のビジネスを行っている事業者・企業をメインにしたセミナーと情報交流会のREB―1000社の会を開催。
 『人脈は宝、情報は宝』をモットーに毎回300社以上もの企業が集まる活気溢れる会となっており、7月4日で35回目を迎えた今回は、「スクワール麹町」にて民主党最高顧問であり、新エネルギー政策担当の菅直人前首相を招いて、「原発に依存しない新しいエネルギーの社会とは!」と題して基調講演を行った。
 「現在、再生可能エネルギーが注目されております。再生可能エネルギーの優れている点は、地域分散型のエネルギーだということです。風が吹く所や陽が当たる場所に分散的に投資が発生いたします。日本の経済はデフレの状態が続いておりますが、今年はチャンスだと思います。昨年は震災という非常に厳しい事態に見舞われました。ただ、震災により大きな需要が生まれたということになると思います。一つは復興、もう一つは再生可能エネルギーです。今年こそが再生可能エネルギーの元年となり、原発から脱却する年となるように取り組んで参りたいと思います」と菅前首相は語った。
 その後、特別企画として、同会の代表世話人である清水修司氏(SD建築企画研究所 代表取締役)による菅前首相に直撃インタビューが行われ、浜岡原子力発電所の停止の決断理由などを聞いた。
 また、第二部では、LOOOPの代表取締役社長の中村創一郎氏とSD建築企画研究所の取締役のコンサルティング事業部長である安達直弘氏による「―7月より再生可能エネルギーの固定価格買取制度開始―太陽光発電にビジネスチャンス到来!」と題し、遊休地を活性化する具体的なビジネスモデルについてセミナーが行われた。
 なお、今回は事前申し込みで500名を超える人が出席を希望。当日のセミナー会場では参加者多数により、立ち見が出るほどの盛況のうちに閉幕した。

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