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泰正ビル 築40年超ビルの持ち味生かしテナント参加型の改修を計画

2012.05.14 17:49

 築40年を越えた横浜のとあるビルで、テナント参加型のリノベーション計画が進行中だ。
 JR「関内」駅から徒歩約5分のさくら通り沿いに立地する「泰生ビル」は一見ありふれた複合ビル。横浜市では空きビルを若手デザイナーやクリエーターの活動拠点として活用する取り組みを実施しているが、同ビルでも約1年前に市の外郭団体から紹介を受けたシェアオフィスが開業した。このシェアオフィスを中心にコミュニティが形成され、デザイナーやクリエーター、若手起業家が入居を希望するなど効果を上げつつある。今回の計画はビルを所有する泰祐社とともにシェアオフィスを運営するNPO法人、横浜コミュニティデザイン・ラボとが中心となり、デザイナーやリノベーター、仲介業者、プランナーなどを集めたミーティングを定期的に実施し、アイデアを出し合いながらすすめられている。
 同ビルは隣接する土地の地権者と共同で建てたため内部が通りに面して左右に分かれているが、ビル経営に対する考え方の違いもあり、共同所有者の所有する右側部分で空室が目立ちはじめていたという。そのため同社ではビルの再活性化を目的に右側部分を共同所有者から購入し、同ビルを単独所有とした。購入後はビルの新たな価値創造を目指して右側部分を中心としたリノベーションを決意。プロジェクトをスタートさせた。
 5階建ての同ビルは1階を店舗、2階を事務所、3階以上を事務所兼住宅としているが、まずは2~3階部分を改装し、その反応を見極めながら4~5階も順次改装する予定。夏までには第一弾のリノベーションが終了する予定という。


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