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南海電気鉄道 難波地区再開発計画の認定受ける

2011.04.04 15:56

本社機能の移転に併せて文化機能と教育機能も
 南海電気鉄道(大阪市中央区)は、申請していた民間都市再生事業計画について、平成23年3月28日に国土交通省の認定を受けた。
 今回の同社が認定事業者となったのは、「難波地区再開発C街区プロジェクト」。同プロジェクトは、難波再開発地区(再開発等促進区)の南端に位置する保留地を土地区画整理事業の主要組合員である同社が取得し、本社機能の移転に合わせ文化機能、教育機能といった情報発信力、集客力の高い都市機能の導入を図ることで、なんばパークス以南への新しい人の流れを生み出し、再開発地区の暫定利用等の事業化を促進する。
 特に、本来難波地区が持っていた文化芸能といった都市的魅力が新歌舞伎座や角座等の移転や閉鎖で失われていく中、関西全域はもちろん国内外から広域集客が可能な音楽ホールゼップ大阪を導入することで、難波地区全体の集客力や都市的魅力の強化を図る。また大阪府立大学を誘致し、同大学との間で「地域活性化連携協定」を締結し、産学協同で地域活性化の取り組みを行っていくとしている。
 事業施行期間は、平成23年9月1日から平成24年12月31日。事業区域となるのは、大阪府大阪市浪速区敷津東2ー8ー1。面積は約1万120㎡。

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