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日本建築学会 「第31回東北建築賞」を決定し発表「仙台ファーストタワー」が特別賞受賞

2011.04.04 16:23

 日本建築学会東北支部(仙台市青葉区)は3月24日、「第31回東北建築賞」を決定し、公表した。この中で、ヒューリック(東京都中央区)、日本土地建物(東京都千代田区)、みずほ銀行(東京都千代田区)が施主となり、仙台市青葉区に立地する「仙台ファーストタワー」が特別賞部門にて受賞している。「仙台ファーストタワー」は平成19年の竣工で、事務所棟の建物規模は地上24階地下2階塔屋2階、商業棟を含めた敷地面積は2436㎡、延床面積は2万9308㎡である。同施設はJR「仙台」駅から西に伸びる青葉通りと南北軸を形成する国道4号の交差する角地に建つオフィスビルである。同学会によれば、施設は細部に至るまで設計者の工夫と情熱が惜しみなく込められており、建築物としては非常に高い完成度を誇っていると評価。さらに、オフィスビルの設計における窮屈さをはねのける力強さがあるとしている。
 また、公共空地の提供など、都市への貢献、高層棟およびアトリウムへの長周期免震構造の採用による事業継続性・アトリウムの災害拠点としての機能確保、CASBEE-Sランクの実現などの高い技術力を集約してパッケージとして提供している点などが評価されている。

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