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東京建物 日本大最大規模の建替え組合が設立認可 建物・設備や老朽化や空室の増加などに対応

2010.12.20 16:27

 東京建物(東京都中央区)が事業協力者として参画している、東京都多摩市に所在する多摩ニュータウン内の「諏訪2丁目住宅」建替えに関して、9日付けで建て替え組合の設立が認可された。
 「諏訪2丁目」はベッドタウンの先駆けである多摩ニュータウンにおいて日本住宅公団より分譲され、昭和46年に入居が開始された団地で、約6・4haの敷地に5階建て23棟、640戸で構成されている。
 平成に入り、建物や設備の老朽化、エレベーターの未設置、空室の増加などの問題が生じ、今回の建替え計画となった。
 同社は平成19年5月に事業協力者に選定されて以来、設計会社などとともに建替えに向けた活動(施設計画案の策定、合意形成等)を実施してきた。
 同社では増加が見込まれる共同住宅の建替え需要に対応し、平成18年から専門チームを発足させるなど社内体制を整備しており、コミュニティの再生・復活に向け様々なプロジェクトに携わっている。今回の「諏訪2丁目住宅」建替え事業においても、住民の経験や知恵を生かし、幅広い年代が安心・安全に暮らせ、活気と魅力あふれる街づくりを目指すとしている。

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