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コクヨ 新たなワークスタイル実践 環境を意識しながら生産性高めるオフィス

2008.11.24 15:59

 コクヨ(大阪市東成区)は、11月20日より、オフィスにおけるCO2排出量削減とともに、環境を意識しながら創造性・生産性を高めることを目指す実験オフィス「エコライブオフィス品川」を東京ショールーム内に開設した。
 この実験オフィスは、同社社員が被験者となり、自らの工夫で創造性や生産性をより向上させながらCO2排出量削減を行う。オフィス内には省エネルギー・高効率設備と自然採光・自然換気を取り入れるとともに、自然と対峙した執務エリアを設け新たなワークスタイルを実践することで、オフィス全体の消費電力量削減を行う。目標数値は、同社従来比で年間約41・5%(約56トン)削減する。
 同オフィスには、同志社大学理学部教授の三木光範氏との共同研究により、センサーでオフィス内の照度や色温度の制御を行い、エネルギー消費を押さえながら業務に最適な照明環境を実現する「知的照明システム」を、LED照明を用いて導入。初の実用化例として発表された。
 また、フロア全体の電力使用量をリアルタイムに計測・表示する「エネルギー遠隔監視システム」や、個人や小グループの電力消費量をリアルタイムで確認できる「電力計測付タップ」などを導入、常にエネルギー使用量を意識した行動となるよう意識づけを行うなど取組みがされる。

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